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■■ 環境社会学会メールマガジン ■■
第239号 2013/3/25
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目次
■特別研究例会「修士論文発表会」のお知らせと発表者募集
■環境社会学会・林業経済学会:共同研究例会(第2回)のご案内
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┃■┃特別研究例会「修士論文発表会」のお知らせと発表者募集
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環境社会学会特別研究例会「環境社会学・修士論文発表会」を下記のとおり開催しますので、発表者を募集します。
日時:2013年5月11日(土)9:30-12:00
※開催時間は発表者数に応じて変更することがあります。
※同日午後、同場所にて環境社会学会・林業経済学会合同の研究例会を開催します。
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス58年館858室
(アクセスは http://www.hosei.ac.jp/access/ichigaya.html をご参照ください)
主催=環境社会学会
<研究例会の趣旨>
環境社会学会主催の修士論文発表会は、環境社会学に関する修士論文の成果をご報告頂き、聴衆からの建設的なコメントを頂く場として位置付けられています。
2001年度から継続的に開催していましたが、2009年度は発表者不足、2010年度は東日本大震災の影響で中止となり、昨年、3年ぶりの開催となり、刺激的な発表を得て盛会となりました。
本年も、さまざまな大学院で環境社会学関連の研究をしている若手研究者にご登壇頂き、発表者・聴衆双方にとっての貴重な意見交換の機会となるよう、引き続き本例会の開催を企画致します。奮ってのご参加をお待ちしています。
なお、発表申込が2件未満の場合には、発表会を中止させていただきます。詳細は4月中旬にご案内する予定です。
<発表者の募集>
申込資格:2012年度に修士課程を修了した方(非会員でも可)
申込期限:2013年4月19日(金)必着
申込先および問合せ先:平野悠一郎(森林総合研究所)
hiranoy[at]affrc.go.jp
↑[at]を@に変えて送信してください
申込方法:下記の事項をすべて記載した上で、電子メールでお送りください。
■申込み時の記載事項(プログラム掲載用)
1)論文のタイトル
2)報告者氏名、所属 ※修了時のご所属か現在のご所属かを明記
3)連絡先(電子メール)
4)内容要旨(400字程度で;メール本文にベタ打ち)
5)論文(発表)のキーワード(3~5語)
6)使用希望機器(会場の都合によりご希望にそえない場合もあります)
申し込みをされた方には、後日に、より詳細な論文の要旨(3000字程度)をメールで提出していただきます(2013年5月2日(木)必着)。
一報告の持ち時間は35~40分(発表20分+質疑応答15~20分)の予定です。
※会員の皆様には、報告が可能な方に本発表会での発表を勧めていただきますようお願い申し上げます。
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┃■┃環境社会学会・林業経済学会:共同研究例会(第2回)のご案内
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テーマ:「資源論のアプローチによる問題把握と可能性」
日時:2013年5月11日(土)14:00-17:00
※同日午前、同場所にて修士論文発表会を開催します。
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス58年館858室
(アクセスは http://www.hosei.ac.jp/access/ichigaya.html をご参照ください)
報告者:佐藤仁(環境社会学会会員・東京大学東洋文化研究所)
コメンテーター:山本伸幸(林業経済学会会員・森林総合研究所関西支所)
概要:
2012年5月12日に開催された第1回共同研究例会では、柿澤宏昭氏による「森林・林業再生プラン」の立案過程において、国家レベルの政策が、個別の地域社会の事情や人々のニーズと乖離していくプロセスが問題として浮かび上がった。
そこで、第2回の開催にあたっては、東京大学東洋文化研究所の佐藤仁氏(環境社会学会会員)を報告者にお招きし、より歴史的・構造的な観点から、今日の日本社会が抱える自然資源をめぐる問題の起源に迫っていく。
佐藤氏は、タイ・日本を主対象に、森林をはじめとした自然の事物が、資源とみなされ活用・改変されていくプロセスを明らかにする中で、政府による「上からの目線」の特徴と影響力に着目してきた。それは、地域社会の生活者による資源の価値づけとは性格を異にするものであり、権力を背景とした画一的な資源利用や不平等な資源分配を導く場合もあれば、ある局面では地域に根差した統合的な資源利用を進めようとする傾向も見られた。
本研究会では、それらの分析を踏まえ、なぜ自然資源をめぐる政府と生活者の目線は異なるのか、また、近年、資源・環境を介して見られる権力浸透が、どのような国家・社会関係を規定しつつあるのか等について、佐藤氏からの問題提起を仰ぐ。これに対して、森林政策・林業経済研究の観点から、近現代の日本における資源政策を幅広く研究されてきた山本伸幸氏(林業経済学会会員)に、コメンテーターとして議論を喚起して頂き、資源問題に対する構造的な理解を深めることを狙いとする。
参考文献:
佐藤仁(2008)「今、なぜ“資源分配”か」『資源を見る眼:現場からの分配論』東信堂
佐藤仁(2010)『持たざる国の資源論:持続可能な国土をめぐるもう一つの知』東京大学出版会
企画準備:山本信次・大倉季久・平野悠一郎