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メールマガジンアーカイブ

メールマガジン第328号(学術会議シンポ2件、震災調査アンケート)

By 2016年7月7日No Comments

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■■            環境社会学会メールマガジン            ■■
                                 第328号 2016/7/7
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目次
■ 日本学術会議若手アカデミー・シンポジウムのご案内(7/10)
■ 日本学術会議シンポジウム「熊本地震・3ヶ月報告会」のご案内(7/16)
■ 「東日本大震災に関する学術調査・研究活動に関するアンケート」協力依頼(7/20日〆切)
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┃■┃日本学術会議若手アカデミー・シンポジウムのご案内(7/10)
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「融合を問う:学問の消滅と生成の系譜学から」
主 催:若手アカデミー・若手による学術の未来検討分科会
共 催:若手アカデミー・若手研究者ネットワーク分科会
後 援:日本科学史学会 科学技術社会論学会
日 時:平成28年7月10日(日) 13:00 ~ 18:00
場 所:日本学術会議講堂
開催趣旨: 現在、国内外を問わず、学融合や統合など、学問のダイナミックな再編が、
ディシプリン、制度、教育の各方面で大きく進んでいる。確かに私たちの抱え
る課題は多くの場合、どれも領域を横断するもので、複雑である。人間活動に
よる環境改変や気候変動による環境変化は多様な社会変容をもたらし、資本制
システムのかつてない深化は、労働や産業構造の急激な変容、同時に進行する
貧困や格差のグローバルな構造化とその増大を生んでいる。一方、ICT技術や生
命科学など、人間そのものと人間社会の基盤を大きく変えうる技術の急速な展
開により、人が生きる時空間も、そこに生きる人間存在のありようも大きく変
容している。
 これらの変容に対して、学問は、具体的にどのように実践的に応答しながら、
どのような未来の人間社会を構想し、そのための布石を打つべきか。どのよう
な学問も、人間と人間社会の要請に応えるものであるならば、学融合や統合と
いう名のもとに新しく追求されようとする学問は、何に応え、どのようなもの
として成り立とうとしているのだろうか、あるいは成り立つべきなのだろうか。
 本シンポジウムでは、この問いに答えるために、別の角度から議論を始めよ
う。生まれるものがあれば、消えていくものがある。科学研究費の分野細目を
持ち出すまでもなく、新たな学問の生成や発展の裏で、消滅していく学問もあ
る。本シンポジウムではまず、学問がどのような背景、社会的要請、政治的力
学の中で、生成と消滅を繰り返してきたのかを歴史的に振り返り、学問の生成
と消滅の系譜学を明らかにしよう。
 消滅まで視野に入れることによって、学問がどのような構想のもとにそれ自
身となり、社会にどのような存在理由を与えられて/どのような正当性を獲得
して、それ自体として社会の位置を占めているのか/いたのか、が明らかにな
るであろう。そして、現代社会のリアルを捉え応答しながらも、どのような時
空軸の中でどのように学問は構想されるべきなのか、手探りが続く現在の学問
について議論を行い、その答えをフロアと共に見出していきたい。
プログラム
開会あいさつ  13:00-13:10
「学問の生成と消滅の系譜:融合する学問としての農業経済学」
   藤原辰史(京都大学) 13:10-13:40
 「『社会数学』の生成、消滅と部分的再生」
   隠岐さや香(名古屋大学) 13:40-14:10
「技術と学問のあいだ:実学化と純化に揺れた革命期の学問」
   中村柾樹(大阪大学) 14:10-14:40
「融合の先にあるものとは何か:環境学の現在と百年の計」
   福永真弓(東京大学) 14:40-15:10
  休憩
座談会:生成と消滅のダイナミズムからみる学術の未来 15:20-16:30
  ファシリテーター:平田聡(京都大学) 藤原辰史 隠岐さや香 中村征樹 福永真弓 生田ちさと(JAXA)
   
【シンポジウム付随ワークショップ】
「科研費の新体制は学術の場をどう変えるか」 16:30-18:00
 新しい制度に変わろうとしている科研費システムについて、政策作成の立場
から取り組んでこられてた、現・内閣府知的財産戦略推進事務局参事官補佐 
前澤綾子氏をお招きし、ワークショップを行う。実際に科研費の目指すところ、
これからの学術の場の運営を支える科研費とはどのようなものになろうとして
いるのかをお話しいただく。同時に、会場にいらっしゃった方との議論を通じ
て、科研費から捉えた学術の未来、学術の場を形成してきた科研費というシス
テムの可能性について明らかにする。
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┃■┃日本学術会議シンポジウム「熊本地震・3ヶ月報告会」のご案内(7/16)
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 日本学術会議防災減災・災害復興に関する学術連携委員会からのお知らせ
 公開シンポジウム「熊本地震・3ヶ月報告会」の開催について(ご案内)
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・日時 平成28年7月16日(木)10:00~17:45
・場所 日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)
・主催 日本学術会議防災減災・災害復興に関する学術連携委員会
・共催 防災学術連携体
・参加費 無料  定員 300名
・資料 発表資料は前日の夕方にホームページに掲載
(資料の配布はありません)。
・参加申込みは、防災学術連携体のホームページからお願いします
 http://janet-dr.com/
・開催趣旨 日本学術会議防災減災・災害復興に関する学術連携委員会は、防
     災学術連携体(防災減災・災害復興に関する51学会のネットワーク)
     と連携して、5月2日に熊本地震・緊急報告会を開催した。その後、
     熊本地震の余震は継続しており、雨による土砂災害の多発が懸念さ
     れている。また、各学会は地震・災害・救援・復興等に関わる調査
     や支援を続け、多くの知見を蓄積しつつある。平成28年4月16日
     に発生した熊本地震の本震から3ヶ月目にあたる7月16日に、日
     本学術会議と防災学術連携体に所属する学会の代表が集まり、この
     地震に関して蓄積した正確な情報を発信すると共に、関係者間で更
     なる情報共有をはかり、今後の防災減災・災害復興のための提案を
     検討することが重要である。このため、熊本地震・3ヶ月報告会を
     開催する。
・24の学会が、熊本地震に関する調査や支援に関する発表を行い、今後の方
 策について議論します。
 詳細は http://janet-dr.com/
※その他、プログラム等の詳細につきましては、以下のURLのチラシをご覧く
 ださい。
 http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/229-s-0716.pdf
・問合せ先
 防災学術連携体 菅原(土木学会) sugawara@jsce.or.jp 03-3355-3443
           小野口    info@janet-dr.com
 日本学術会議事務局 鈴木 03-3403-1056
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┃■┃「東日本大震災に関する学術調査・研究活動に関するアンケート」
┗━┛ 協力依頼(〆切7/20)
 「東日本大震災に関する学術調査・研究活動に関するアンケート」への
        ご協力(回答および関係者への転送)のお願い
                            日本学術会議
                東日本大震災に係る学術調査検討委員会
                          委員長 岩澤 康裕
 この度の「平成28年熊本地震」で犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表
しますとともに、被災者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、日本学術会議の課題別委員会である「東日本大震災に係る学術調査検討
委員会」では、ミッションの趣旨に基づき1年間の検討を重ね、「東日本大震災
に関する学術調査・研究活動に関するアンケート」を実施することといたしまし
た。
  アンケート回答画面のURL:               
   http://www.numa.iis.u-tokyo.ac.jp/taka/tyousa2/top.php
このアンケートは、2011年3月11日に発生した東日本大震災および東京電力
福島第一原子力発電所事故に関して全国の研究者・研究グループが行った学術
調査・研究活動の全体像を把握するとともに、大災害に関する学術調査・研究
活動のあり方や、政府・自治体等が取るべき対策、日本学術会議や学協会・研
究者の連携のあり方等についての示唆・教訓を得ることを目的としています。
このアンケートは、日本学術会議の会員・連携会員であるかどうかを問わず
広く東日本大震災に関する学術調査・研究活動を行った研究者・研究グループ
を対象とするものです。会員・連携会員の皆さま、さらにこのアンケートを受
け取った全国の研究者の皆さまには、調査の趣旨をご理解いただき、以下の要
領にてぜひご協力をお願い申し上げます。
《日本学術会議の会員・連携会員の皆さまへのお願い》
 日本学術会議は全国の研究者・研究グループに関する情報を保有していない
ため、このご依頼文書は、当面、日本学術会議の会員・連携会員の皆さまにお
送りします。会員・連携会員の皆さまには、ご自身が東日本大震災に関する学
術調査・研究活動を行っておられる場合は後掲の回答方法に従いこのアンケー
トにご回答をお願いするともに、会員・連携会員以外で東日本大震災に関する
学術調査・研究活動を行っておられる研究者・研究グループにお心当たりがあ
る場合は、適宜この依頼文書をそれらの方にご転送いただき、このアンケート
へのご協力をお誘いくださいますようお願い申し上げます。
《このアンケートを受け取った全国の研究者の皆さまへのお願い》
 このアンケートは、日本学術会議の会員・連携会員であるかどうかを問わず
東日本大震災に関する学術調査・研究活動を実際に行った全国の研究者・研究
グループの皆さまにご協力をお願いするものです。アンケートの回答画面(後
掲)は日本学術会議の会員・連携会員以外の皆さまにもアクセス可能となって
いますので、東日本大震災に関する学術調査・研究活動を行っておられる研究
者・研究グループの皆さまには、ぜひご協力をお願い申し上げます。
【アンケートの実施方法】
1.回答方法
このアンケートはウェッブ上で回答をお願いする形で実施します。
東日本大震災に関して何らかの学術調査・研究活動を行った研究者・研究グルー
プの皆さま(日本学術会議の会員・連携会員であるかどうかは問いません)は、
下記URLにアクセスし、回答をお願い申し上げます。
【アンケートの実施方法】
1.回答方法
 このアンケートはウェッブ上で回答をお願いする形で実施します。
東日本大震災に関して何らかの学術調査・研究活動を行った研究者・研究グルー
プの皆さま(日本学術会議の会員・連携会員であるかどうかは問いません)は、
下記URLにアクセスし、回答をお願い申し上げます。
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+  アンケート回答画面のURL:                    +
+  http://www.numa.iis.u-tokyo.ac.jp/taka/tyousa2/top.php +
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2.回答期限
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+  2016年7月20日(水)午後5時(延長しました)      +
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3.本アンケートに関するお問い合わせ
 以下の問い合わせフォームによりお問い合わせください。
 https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0065.html
                                以上
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発行 環境社会学会 会長 池田寛二(法政大学)
       事務局:大学生協学会支援センター内 環境社会学会事務局
                 〒166-8532東京都杉並区和田3-30-22
                 E-mail: office[アットマーク]jaes.jp
□編集・送信 原口弥生(茨城大学・事務局長)
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジン掲載依頼
(毎月10日・25日締切)、その他のお問い合せは、上記事務局までお願いいたします。
□年会費の振り込み先:郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
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