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■■ 環境社会学会メールマガジン ■■
第379号 2018/06/01
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目次
■ 第57回環境社会学会大会(鞆の浦)自由報告プログラムのお知らせ
■ 第57回環境社会学会大会(鞆の浦)参加費振込について【緊急】
■『環境と公害』公開セミナー開催のお知らせ(6月8日開催・6月5日申込締切)
■ シンポジウム「SDGsの実現に向けて:森の生態系サービスを生かした持続可能な地域づくり」
開催のお知らせ(6月17日 Sun)
■ 環境三学会合同シンポジウム2018 開催のお知らせ【再掲】(6月23日開催・6月15日申込締切)
■ 日本ドイツ学会シンポジウム「脱原発を生きる―日本の模索、ドイツの模索」
開催のご案内(7月1日開催)
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┃■ ┃第57回環境社会学会大会(鞆の浦)自由報告プログラムのお知らせ
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【部会A】環境と”Life”の諸相 司会:湯浅陽一(関東学院大学)
[A-1]
困窮者支援としてのフードバンクの意義:フードバンクかわさきの事例を中心に
堀部三幸(上智大学大学院)
[A-2]
若者のライフスタイルに関するフォーカス・グループ・インタビュー:横浜の高校生調査
吉田綾(国立環境研究所)・青柳みどり(国立環境研究所)
[A-3]
構造転換策をどのように実現するか:気候変動適応策の検討事例をもとにして
白井信雄(山陽学園大学)
【部会B】環境問題の射程をめぐって 司会:山下博美(立命館アジア太平洋大学)
[B-1]
カネミ油症と台湾油症の比較:患者の症状、認定基準(日本)・登録制度(台湾)を中心に
金星(長崎大学大学院)
[B-2]
From a cherished national icon to a destructive pest: Conflict between
wild elephants and ancient tank village communities in the North
Central Dry Zone of Sri Lanka
J.M.P.N. Anuradha(鹿児島大学連合大学院)・藤村美穂(佐賀大学)
[B-3]
台湾における里山概念の受容と変節
星純子(茨城大学)
[B-4]
近江の山割考:急激に変貌する農的な自然との付き合い方
牧野厚史(熊本大学)
【部会C】環境問題と集合行為 司会:三上直之(北海道大学)
[C-1]
1970年代初頭日本の公害反対・環境保全をめぐる運動状況:全国的把握に向けた方法と課題
友澤悠季(長崎大学)
[C-2]
岩国基地への空母艦載機移駐問題をめぐる地域社会の変容と住民意識
朝井志歩(愛媛大学)
[C-3]
反・脱原発運動とコミュニティパワーの関係性:市民出資による再生可能エネルギー事業と
生活クラブエナジーの分析から
西城戸誠(法政大学)・丸山康司(名古屋大学)
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┃■ ┃第57回環境社会学会大会(鞆の浦)参加費振込について【緊急】
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5月29日夜より学会ホームページがアクセス不能となったため、5月31日締切
だった学会参加申込や参加費の振込ができなかった方々がおられることが想定されます。
つきましては、締切期限を本日6月1日(金)までに延長いたしますので、
以下の案内に基づいて参加申込及び参加費のお振り込みをお願い申し上げます。
《大会概要》
【日時】2018年6月9日(土)〜10日(日)
【場所】広島県福山市鞆の浦地区および福山駅周辺
【日時】2018年6月9日(土)〜10日(日)
【場所】広島県福山市鞆の浦地区および福山駅周辺
(鞆コミュニテ ィセンター・重要文化財「太田家住宅」・MC福山ほか)
【内容】
09日(土) 総会 シンポジウム
10日(日) 自由報告 エクスカーション(まち歩き)大会の詳しいスケジュールは,環境社会学会ホームページの大会案 内,ニューズレ
ター第68号および下記の参加申し込みフォームをご覧下さい。1. 大会参加申し込み方法について
(1)参加申し込みフォームにてご希望の参加形態を入力して送信 して下さい。
(受付確認の通知は行いませんのでご注意下さい)
https://docs.google.com/forms/ d/e/1FAIpQLSesFsOEuZyIsQ0MoKY0 YIY_TNKb- fkqCDO96ZbjFr7VFJLDpg/viewform
(2)下記の振替口座に参加費を振り込んでください。念のため控 えを保管し
ておいて下さい。
振込期限:6月1日(金)
郵便振替
口座記号番号 00970-7-313883
口座名称 森久聡
※個人名義ですが,大会事務局のために開設した振替口座です。ご 安心下さい。
銀行などからの振り込み
店名(店番) 〇九九(ゼロキュウキュウ)店(099)
預金種目 当座
口座番号 0313883
(3)原則として登録と参加費の振り込みをもって参加申し込み完 了といたし
ます。参加費・懇親会費・エクスカーション参加費・弁当代に分け た領収書を
会場受付でお渡しいたします。
【内容】
09日(土) 総会 シンポジウム
10日(日) 自由報告 エクスカーション(まち歩き)大会の詳しいスケジュールは,環境社会学会ホームページの大会案
ター第68号および下記の参加申し込みフォームをご覧下さい。1. 大会参加申し込み方法について
(1)参加申し込みフォームにてご希望の参加形態を入力して送信
(受付確認の通知は行いませんのでご注意下さい)
https://docs.google.com/forms/
(2)下記の振替口座に参加費を振り込んでください。念のため控
ておいて下さい。
振込期限:6月1日(金)
郵便振替
口座記号番号 00970-7-313883
口座名称 森久聡
※個人名義ですが,大会事務局のために開設した振替口座です。ご
銀行などからの振り込み
店名(店番) 〇九九(ゼロキュウキュウ)店(099)
預金種目 当座
口座番号 0313883
(3)原則として登録と参加費の振り込みをもって参加申し込み完
ます。参加費・懇親会費・エクスカーション参加費・弁当代に分け
会場受付でお渡しいたします。
【参加費】
3500 (学生2000)円〜11500(学生5000)円
(内訳)
大会参加費 3500円(学生2000円)
懇親会費 5000円(学生1000円)
エクスカーション 2500円(学生1500円)
昼食(10日昼) 500円
3500 (学生2000)円〜11500(学生5000)円
(内訳)
大会参加費 3500円(学生2000円)
懇親会費 5000円(学生1000円)
エクスカーション 2500円(学生1500円)
昼食(10日昼) 500円
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┃■ ┃『環境と公害』公開セミナー開催のお知らせ(6月8日開催/申込締切6月5日)
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『環境と公害』編集委員会は、『環境と公害』 の最新号の特集をテーマに
公開のセミナーを開催することとしまし た。
今回のテーマは、 日本各地で計画されている石炭火力発電拡大の諸問題です。
■日時:2018年6月8日18時-20時(最大20時30分)■場所:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1085教室
http://www.meiji.ac.jp/koho/ campus_guide/suruga/access. html■参加費
資料代1000円
日本環境会議会員、『環境と公害』定期購読会員、『環境と公害』 47巻4号を
http://www.meiji.ac.jp/koho/
資料代1000円
日本環境会議会員、『環境と公害』定期購読会員、『環境と公害』
購入済みの方は無料。
■定員:100人
■参加申し込み
下記より事前にお申し込み下さい。( 申し込み締切6月5日午後5時)
https://ssl.form-mailer.jp/ fms/4c7a95da568207
※当日、 席に余裕があれば事前申し込みがなくてもご参加できますが、
■定員:100人
■参加申し込み
下記より事前にお申し込み下さい。(
https://ssl.form-mailer.jp/
※当日、
■司会
山下英俊(一橋大学准教授、公害研究委員会編集同人)
■内容
・趣旨説明
大島堅一(龍谷大学教授、公害研究委員会編集同人、『 環境と公害』47巻4号編集責任)
・趣旨説明
大島堅一(龍谷大学教授、公害研究委員会編集同人、『
・報告
1.石炭火力発電を巡る最新動向
平田仁子(気候ネットワーク)
1.石炭火力発電を巡る最新動向
平田仁子(気候ネットワーク)
2.被災地仙台港の石炭火力を差し止める
長谷川公一(東北大学教授、公害研究委員会同人)
3.神戸における石炭火力発電所新増設問題
島村 健(神戸大学教授)
4.ディスカッション
問合せ先:大島堅一 <k-oshima〔アットマーク〕cj8.so-net.ne.jp>
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┃■ ┃シンポジウム「SDGsの実現に向けて:森の生態系サービスを生かした持続可能な地域づくり」
┗━┛開催のお知らせ(6月17日Sun)
「SDGsの実現に向けて:森の生態系サービスを生かした持続可能な地域づくり」と題する
シンポジウムを開催いたします。
国連森林フォーラム元議長を始めとした国内外の専門家が集い、森林生態系サービス保全
に関する講演とパネルディスカッションがなされますので、ぜひご参加ください。(要事前予約)
■日時:6月17日(日)15:00-17:40(受付14:30〜)
■場所:上智大学四谷キャンパス6号館1階101教室
■題目:「SDGsの実現に向けて:森の生態系サービスを生かした持続可能な地域づくり」
※日英同時通訳あり、 要事前予約
【基調報告1】
■講演者:ピーター・ベッソー (国連森林フォーラム第12期議長)
■演題:SDGs・国連森林戦略計画の実現に向けて生態系サービスを生かした
持続可能な地域づくりをどう進めるか—モデルフォレストの20年+の経験から
【基調報告2】
■講演者:エリン・ケリー (フンボルト州立大学准教授)
■演題:アメリカ・カリフォルニア州のケース
—森林カーボン取引による生態系サービスを生かした持続可能な地域づくりの推進
【パネルディスカッション】
・ルジラ・ポンプルトン タイ国天然資源環境省生物多様性経済局課長
・温井浩徳 横浜市水道局水源林管理所長
・足立直樹 レスポンスアビリティCEO
・水谷伸吉 More-Trees事務局長
・井原愛子 TAP&SAP. メープルベース代表
・柴田晋吾 上智大学大学院地球環境学研究科教授(モデレーター)
【参加申込み】
https://eipo.jp/sophia/seminars/view/13875
【概要ペーパー】
(日本語) http://www.genv.sophia.ac.jp/news/news_180420.html
(英語)http://www.genv.sophia.ac.jp/english/news/news_18420.html
共催:上智大学大学院地球環境学研究科、上智大学地球環境研究所
後援:上智大学国際協力人材育成センター ほか
お問合せ:上智大学大学院地球環境学研究科 jimu〔アットマーク〕genv.sophia.ac.jp
【連携開催】
上記シンポジウムと連携して、以下のイベントも6月16日(土)〜17日(日)に開催いたします。
「森林と市民を結ぶ全国の集い2018 in東京」「変りはじめた山、ひと、街」(6/16-17)
https://www.moridukuri.jp/forumnews/2018061617.html
https://www.facebook.com/tsudoitokyo/
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┃■ ┃環境三学会合同シンポジウム2018 開催のお知らせ【再掲】
┗━┛(6月23日開催・6月15日申込締切)
『SDGs時代の社会デザインを考える:人文社会科学からの新たな挑戦』
SDGs時代に対する人文社会科学ならではの挑戦のあり方とは?
現場と向き合い続けてきた環境三学会が、新たな学問の姿とSDGsへの貢献について議論します。
【日 時】2018年6月23日(土) 13:00〜17:30 (開場12:30)
【場 所】明治学院大学 白金キャンパス 3号館 3101教室
【参加費】無料
【申 込】準備の都合上<strong>6月15日まで</strong>にメールかFAXでお知らせください。
<strong>メール</strong> 3gakkai2018〔アットマーク〕gmail.com / <strong>FAX</strong> 047-136-4801
【プログラム】
開会挨拶 13:00〜13:10
谷口吉光(環境社会学会会長/秋田県立大学教授)
趣旨説明 13:10〜13:20
福永真弓(環境社会学会/東京大学准教授)
富田涼都(環境社会学会/静岡大学准教授)
第一部 報告 13:20〜15:40
蟹江憲史(環境経済・政策学会/慶應義塾大学教授)
清水万由子(環境社会学会/龍谷大学准教授)
礒野弥生(環境法政策学会/東京経済大学名誉教授)
《休憩 15:40〜16:00》
第二部 パネルディスカッション 16:00〜17:20
コーディネータ 福永真弓
パネリスト 第一部報告者、コメンテータ
コメンテータ 秦康之(環境省環境計画課長)
川廷昌弘(博報堂広報室CSRグループ推進担当部長)
フロアからの質問への応答を交えた総合討論
閉会挨拶 17:20〜17:30
大塚直(環境法政策学会/早稲田大学教授)
【趣意文】
2030年を目標年とした国連の「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、SDGs)」
のもと、持続可能な社会の具体的な社会デザインと社会実装が進んでいる。途上国を対象に、
開発を中心的主題に据えていたミレニアム開発目標(MDGs)と異なるのは、先進国や市場・企業
が積極的担い手として躍り出たことである。
しかしながら、SDGsが掲げる目標の政治的決定過程も含め、具体的な目標の妥当性や、目標
同士の関係性など、具体的な実装と共に論じられるべき点も多い。その意味で、批判的かつ建設
的に理論と実装の両者を支える学術分野からの貢献が強く求められている。
本シンポジウムでは、SDGsに対してどのような学問的貢献が可能か、その意義や課題とは何か
を、それぞれの観点から共有したい。特に、人文社会科学系の環境学が、SDGsという概念とその
周辺に環境・経済・社会が再編されている状況に対して、どのようなポジショニングを確立できるか
を論じたい。それは、政策や市場・経済活動、工学的社会実装などとの積極的な結び方を議論する
ことでもあるが、同時に、実践も含めた具体的な学術的連携の土台をどのように作るか、という議論
でもあろう。
これらの問いの背景にあるのは、新しい学問像の展開の必要性である。すなわち、工学的・システム
論的デザインやシナリオアプローチが先に進む現状の中で、デザインの学としての人文社会科学の
模索が求められている。本シンポジウムでは以上を踏まえ、国際的な議論を踏まえたSDGsの具体的
な政策化の試み、環境再生における主体形成や核となる環境民主主義の構想と実現、具体的な公害
の現場からこそみえる被害救済・環境再生を貫く社会デザインの模索に関するそれぞれの報告を
手がかりに、SDGs時代に対する人文社会科学ならではの挑戦のあり方について議論したい。
(研究活動委員会)
<ahref=”http://www.jaes.jp/report_a/2018/4430/attachment/2018%e7%92%b0%e5%a2%833%e5%ad%a6%e4%bc%9a%e3%83%9b%e3%82%9a%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc” rel=”attachment wp-att-4431″>2018環境3学会ポスター</a>
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┃■ ┃日本ドイツ学会シンポジウム「脱原発を生きる――日本の模索、ドイツの模索」
┗━┛ 開催のご案内(7月1日(日)開催)
○ テーマ「脱原発を生きる――日本の模索、ドイツの模索」
○ 開催日時 7月1日(日)13:30~17:00
○ 会場 同志社大学烏丸キャンパス 志高館SK112教室
http://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/karasuma.html
○ 参加費 一般1000円、学生500円、ドイツ学会会員無料
○ 事前申し込み不要
○ 趣旨
2011年、東京電力福島第一原子力発電所事故が発生し、ドイツ政府は2022年までに
すべての原発を停止すると決定した。これらを受けて、日本ドイツ学会は、翌年7月に
「ドイツ・脱原発の選択」を、その後5年にわたって脱原発社会の構築やエネルギーシフト
に関するフォーラムを開催してきた。いまなお、2011年の衝撃のなかにあるわたしたちは、
これまでドイツ学会で蓄積されてきたさまざまな議論を、今回「脱原発を生きる」という
テーマのもとで総括したい。
なぜ、「脱原発を生きる」なのか。それは、エネルギー転換 Energiewende を、
政策やその転換とは異なる切り口からとらえたいからである。しかもその際に、環境思想や
運動理念からだけではなく、地べたを這うような等身大の人間の暮らしのレベルから
考えたいからである。原発立地は、人びとに「住むこと」や「働くこと」、すなわち「生きること」
の様式の転換を迫る。それゆえ、脱原発 Atomausstieg は、電力のエネルギー源問題
としてのエネルギーシフトだけではなく、「生きること」の再転換を意味し要求する。
そこで、本シンポジウムでは、日本とドイツの事例から、ポスト原子力の時代に打ち立てる
べき「生の様式」について検討したい。
(企画:村山 聡 藤原辰史 青木聡子)
○ プログラム
◆第1報告 高知県・窪川の模索――原発計画をもみ消すことと、その前後
猪瀬浩平(明治学院大学教授)
高知県西南部に位置する旧窪川町は、1980年に原子力発電所の建設が計画された後、
町民による反対運動(と立地調査推進運動)が展開され、1988年に町議会が原発論議の
終結宣言を決議した町である。本報告では原発騒動の一連の流れを踏まえた上で、
まず窪川町で、原発立地騒動以前に展開されていた農村開発をめぐる人々の動きを
整理する。ここにおいて、多様な一次産品が開発されるとともに、地域の将来像を自分
たちで議論する場をつくり出していたことが明らかになる。そして、原発騒動最中の人々が、
これまでにつくった関係性のなかで、如何に原発計画に向き合ったのか素描する。
立場を超えた人間同士や、人間と人間以外の存在との関係が見出される。
最後に窪川の経験が日本の反原発運動に与えた影響の有無を考える――それはまた、
反原発運動をめぐる議論が何を見落としていたのかを探ることにもなるかもしれない
――とともに、90年代以降の窪川町を取り巻く政治・経済的状況の変容を視野に入れながら、
原発騒動期以降の窪川・四万十町の地域づくりが如何に展開されたのかを探る。
◆第2報告 ドイツ・ヴァッカースドルフの模索――原子力施設を拒むということ
青木聡子(名古屋大学准教授)
ドイツ南東部、チェコ・オーストリア国境に位置するヴァッカースドルフは、1980年代
はじめに使用済み核燃料再処理施設(Wiederaufarbeitungsanlage、WAA)の建設
が計画されたものの、周辺住民を中心とした激しい反対運動が展開され、1989年に
計画が中止されるに至った地域である。本報告では、このヴァッカースドルフを取り上げ、
開発やその計画がもたらされたことによって、ある地域が「中央-周縁」関係に組み込まれ
ていった過程と、それに対する人びとの向き合い方を検証する。ただし、ここでの開発・
開発計画とはWAA建設計画のみを指すわけではない。当地には、WAA建設計画が
もたらされる以前にも、地域社会に強烈な影響を与えた開発が存在したし、WAA建設計画
中止後もある種の開発がなされてきた。本報告では、それら複数の開発・開発計画の時期
に射程を拡大する。ヴァッカースドルフの人びとがその都度その都度、いかに地域の生き残り
を図り自らの生活を守ろうとしてきたのか、そしてそのなかでWAA建設計画の拒否はいかなる
意義をもつのかについて明らかにしたい。
◆パネルディスカッション
パネラー:山室敦嗣(兵庫県立大学准教授)、丸山康司(名古屋大学教授)、
森田直子(立正大学准教授)
司会:村山聡(香川大学教授)、藤原辰史(京都大学准教授)
○ 主催:日本ドイツ学会 http://www.jgd.sakura.ne.jp/
○ お問い合わせ先 germanstudies〔アットマーク〕ask.c.u-tokyo.ac.jp(日本ドイツ学会事務局)
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□発 行 環境社会学会 会長 谷口吉光(秋田県立大学)
□事務局 アカデミーセンター (株)国際文献社内 環境社会学会事務局
〒162-0801 東京新宿区山吹町358-5
E-mail jaes-post〔アットマーク〕bunken.co.jp
□編集・送信 植田今日子(上智大学・事務局長)
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更は、上記までメールか郵便で
ご連絡ください。
□メールマガジン掲載依頼(毎月10日・25日締切)、その他のお問い合せは、
上記事務局までお願いいたします。
□年会費の振り込み先:郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
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