━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ 環境社会学会メールマガジン ■■
第53号 2005/1/8
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
–A HAPPY NEW YEAR–
目 次
■ イベント情報2件: フォーラム「地域を知る−市民調査の可能性」
林業経済学会2005年春季大会シンポジウム
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■┃イベント情報
┗━┛
■トヨタ財団助成対象 報告フォーラム
「地域を知る−市民調査の可能性」
−自ら責任がもてる地域をつくるための調査とは−
日時:2005年1月29日(土)午後1時半〜午後6時
30日(日)午前10時半〜午後5時
場所:沖縄大学(那覇市国場)
主催:フォーラム企画委員会
沖縄大学地域研究所
トヨタ財団
問合:沖縄大学地域研究所 098-832-5599
http://www.okinawa-u.ac.jp/chiken/
<1日目>1月29日(土)3号館101教室 午後1時半〜
○主催者挨拶
比嘉政夫(沖縄大学地域研究所所長)
蟹江宣雄(トヨタ財団常務理事)
司会:家中茂(沖縄大学地域研究所)
○報告(助成対象)
第一部−琉球弧の自然と社会
*循環型社会を支える社会的仕組み
−沖縄島嶼社会における協議システムへの注目
*琉球列島における潟生業
−採捕・漁撈活動の場としての干潟
*米軍基地環境問題解決に向けた
市民参加による仕組みづくり
*石垣島における赤土流出防止のための
不耕起栽培
*八重山諸島の固有種の生息状況と
外来動物が与える影響
*宮古島地下水域における甲殻類相の解明と
野外調査を利用した環境教育
第二部−琉球弧の歴史と文化
*17世紀の中国档案史料にみる琉球人の生活文化
*ジュリの沖縄芸能における位置と表象
−沖縄芝居を中心に
*伊江島の阿波根昌鴻資料の調査と活用
*琉球・沖縄の服飾文化
−中国・日本・東南アジアの影響から探る
*「沖縄の紙」関連ネットワークづくり
−製作・復元・保存・研究・普及
<2日目>1月30日(日)3号館102教室 午前10時半〜
○報告
第三部−地域を知る、地域をつくる
*泡瀬干潟におけるクビレミドロの市民調査
(琉球湿地研究グループ)
*戦災調査と字誌編纂(南風原文化センター)
(与那覇字誌編纂委員会)
*公害地域の再生をめざして
(西淀川 あおぞら財団)
○講演 午後1時〜
嘉田由紀子(京都精華大学/環境社会学会会長)
「なぜ地域住民による調査研究なのか?
−生活知と科学知の対話からさぐる地域づくり-」
○総合討論
「自ら責任がもてる地域をつくるための調査とは」
司会:崎山正美(循環型社会研究会)
:宮城能彦(沖縄大学地域研究所)
【開催にあたって】
私達が暮らす地域は様々な課題を抱えています。この沖縄の地においても公共事業にともなう自然環境の破壊、米軍基地をめぐる課題、伝統文化の保全と継承の問題、戦時下で消失した資史料の問題など多岐にわたるものがあります。これらの課題はそれぞれ全く違ったテーマのように思えますが、沖縄という地域の今と未来を考えるときにそれぞれ切っても切り離せないものです。すなわち、地域社会がより豊かなものとなるためには、そこに暮らす人々が自らの力で地域を調べ、地域を知り、地域をつくっていく必要があるのではないでしょうか。しかしながら、自らの暮らす場の生活に密接に関わる課題、その土地に身をおいての調査は、時に矛盾にぶつかり、大きな困難を抱えると思います。また、その解決のために立ちはだかる壁も大きいでしょう。今回はそういった問題を共有して議論することで、調査や研究の新しい姿を考えるきっかけづくりができればと考えます。
■林業経済学会2005年春季大会シンポジウム
「地域資源の総合的管理をめざして」
地域の資源・環境、そして人間社会はひとまとまりのものとして存在していますが、これまでは森林・農業・環境など個別分野ごとに、また社会学、経済学、プランニングなど個別ディシプリンごとに議論が行われてきました。
今回のシンポジウムは上記のような分断した状況を打破し、地域社会を基礎とした総合的な資源管理のあり方を探ること、より詳しくいえば、第1には地域資源管理のあり方、それを支える社会のあり方、社会にとっての資源管理の意味を探ること、第2にはこうした研究を行うために隣接諸科学間でどのような共同作業が可能なのかを探ることを目標とします。
日時:2005年3月30日(水) 9:00-16:00
場所:北海道大学文系総合研究棟 講義室(2)
札幌駅西コンコース北口または地下鉄南北線北12条駅からそれぞれ徒歩約12分
北大の案内図は下記のURLにありますが、文系総合研究棟は新しい建物のため掲載されていません。文学部・経済学部の西側に位置しています。
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/map/mapindx1.htm
参加費無料、事前申し込みは不要です。
報告テーマおよび報告者:
1. 山村社会の持続と森林資源管理の相互関係についての考察
佐藤 宣子(九州大学)
2. 多様な森林利用と管理 -屋久島における事例より-
枚田 邦宏(鹿児島大学)
3. 地域資源管理から見た市町村地域計画の現状と課題−岩手県北上市を事例とし
て,土地利用計画を中心に−
広田 純一(岩手大学)
4. 環境化と流域社会の変容−愛知県矢作川の河川保全運動を事例に
古川 彰(関西学院大学)
座長:土屋俊幸
後援:環境社会学会、農村計画学会
なお、シンポジウムに引き続いて総会と懇親会を行います。
連絡先:柿澤宏昭
〒060-8589 札幌市北区北9条西9丁目
北海道大学大学院農学研究科
tel:011-706-2530 fax:011-706-4935
e-mail:kaki@for.agr.hokudai.ac.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□発行 環境社会学会 会長・嘉田由紀子(京都精華大学)
事務局
060-0810 北海道札幌市北区北10西7
北海道大学大学院文学研究科 宮内泰介
e-mail kankyo@reg.let.hokudai.ac.jp
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jses3/
□編集 平林祐子(運営委員 富士常葉大学)hirabayashi@fuji-tokoha-u.ac.jp
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、その他のお問い合せは
学会事務局(kankyo@reg.let.hokudai.ac.jp)まで
□年会費の振り込みは、郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━