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第72回環境社会学会大会を12月6日(土)に奈良教育大学にて開催します。多数のご参加をお待ちしております。

※プログラム概要が決定しました
※事前申込のみなさまへのご案内ほか、各種情報を追記しました
※懇親会の開始時間が18:30→18:00に変更になりました
※プログラム・要旨集は11月30日頃にこちらのページにて配布いたします。後日あらためてアクセスください。

大会概要

  • 日時 2025年12月6日(土)
  • 会場 奈良教育大学(奈良市高畑町)
    L1棟・L2棟(自由報告・実践報告)
    L4棟(シンポジウム)
  • 大会開催校 奈良教育大学(開催校事務局長・渡邉伸一)
  • 交通 https://www.nara-edu.ac.jp/access/
    バス停「高畑町」から徒歩1分
    JR奈良駅から:「高畑町」まで【東口】2番のりばから市内循環・外回り、高畑町で約15分
    近鉄奈良駅から:「高畑町」まで1番のりばから市内循環・外回り、中循環・外回り、高畑町で約10分
  • 大会スケジュール
    【12月6日(土)】
    8:30 開場・受付開始
    9:00-12:00 自由・実践報告部会A・B・C・D
    13:00-17:30 シンポジウム
    18:00- 懇親会(研究活動委員会主催)

※12月6日は土曜日のため、正門からお入りください。
※会場校にはシカが散策しています。ご留意ください。

参加費・参加申込

  • 参加費【当日受付】:
    正会員・終身会員4,000円、学生会員2,000円、非会員5,000円、非会員(学生)2,000円
    ※林業経済学会、「野生生物と社会」学会会員は会員料金でご参加いただけます。
  • 懇親会費: 5,000円(学生3,000円)
    ※懇親会は原則事前申込。定員に余裕がある場合のみ当日受付を行います。

当日受付については、会場にて現金で参加費をお支払いください。
・釣り銭のないようご協力願います。また、満員の場合はご容赦ください。
▼事前申込は終了しました(11月23日)

事前申込をされたみなさまへのご案内

  • 先日Payventより送信されました「【環境社会学会第72回大会】当日の参加に関するご案内メール」をご確認ください。ご参加にあたっての確認事項を記載しております。
  • 当日は「ネームプレート(PDF)」を印刷しご持参ください。QRコードにて受付いたします。
  • ご不明な点は「参加費・参加申込に関するお問い合わせ」先までお問い合わせください。

大会シンポジウム「人と自然のインタラクションⅡ:関係性価値と環境社会学」

【趣旨】
今日、「自然」は保全や保護の対象として囲い込まれる一方で、気候危機の時代のレジリエンスおよびリスク管理の基盤として、また都市や地域のウェルビーイングやコミュニティ形成を支えるインフラとして制度的に再編されつつある。さらに、サステナブル・ファイナンスに象徴される環境の金融化や商品化が加速し、政策設計と科学技術の結びつきもかつてなく緊密になっている。里山保全、市民参加型モニタリング、ブルーカーボン、グリーンインフラといった実践に見られるように、生活世界に根ざしていた「自然」もまた、グローバルなサステナビリティ・レジームのもとで再編・制度化され、政策や経済活動の対象として積極的に管理されるようになっ ている。

これまで環境社会学は、身近な自然や生活世界における人と自然の関係性に関する研究を積み重ね、近代社会の基盤となってきた自然の外部化や人間と自然の二元論的思考を批判的に問い直してきた。しかしながら、気候危機が大きく世界の政治的状況と絡み合いながら私たちの生活を根本的に変えようとしている現在、環境社会学もまた、変容する人と自然の関係性に応答した学問的展開を試みる必要があろう。

商品化や金融化とともに急速に進展している、市場経済による自然の内部化について、環境社会学はどのような立場から議論しうるのか。サステナビリティ・レジームのもと社会変革が求められるなか、公正さと正義はいかに実現しうるのか。そして、自然をつくり管理する時代において、ガバナンスを導くのはどのような価値であり、規範なのか。

これらの問いは、気候危機と生物多様性のネクサスをいかに構築するかが学問的にも社会的・経済的にも喫緊の課題となるなか、ますます重要さを増している。とりわけ、人と自然の関係を実践的に把握し、理解すると同時に、これからの人と自然の関係性を思考するための柱となる価値と規範に関する研究は、広く分野をまたぐ喫緊の課題となっている。

本シンポジウムでは、IPBES(生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム)が提唱する「関係性価値(relational values)」の概念と、これまで環境社会学が蓄積してきた議論を交差させ、その相互展開の可能性を探る。関係性価値は、生態系や自然との関わりにおける人々の感情的・倫理的・文化的価値を重視する枠組みであり、従来の交換可能な経済的価値や内在的価値では捉えきれない関係性の層を明らかにしようとする試みである。日本の環境社会学は、コモンズ論、生活環境主義、生身・切り身論、人とモノの関係誌、レジティマシー論などを通じて、日常生活における自然の意味づけとそのガバ ナンスを丹念に記述し、科学や政策の言語だけでは捉えきれない自然との関係性の厚みを明らかにしてきた。いまやIPBESが関係性価値を世界的に位置づけようとするなかで、環境社会学が学問的・実践的にいかなる貢献をなしうるのかをあらためて検討したい。

【登壇者】
篭橋一輝(南山大学)「自然の〈かけがえのなさ〉から関係性価値を捉えなおす」
石原広恵(東京大学)「関係性価値を再考する―構成的価値・ノームサークル・文化的アセンブラージュ」
谷川彩月(人間環境大学)「関係性価値はいかに生成されるか―山形県でのカブトエビ保全活動を事例として」
大門信也(関西大学)「『それ以上の何か』とは別の仕方で―遠州海鳴り/波小僧から考える関係性価値」
【司会・解題】
福永真弓(東京大学)

自由・実践報告

部会A:環境政策と地域社会

▼司会:茅野恒秀(法政大学)
A-1[自由報告]:岡田美穂(名古屋大学環境学研究科)
「不連続な政策移行の連関と二次的自然の存続」
A-2[自由報告]:吉川圭子(千葉商科大学大学院政策研究科博士課程)
「公開情報を用いた千葉県里山活動団体関係ネットワークの可視化の試み―政策介入効果検証に向けた予備的検討―」
A-3[自由報告]:野口扶美子(JICA緒方貞子平和開発研究所)
「ツバルの気候移民支援政策を問いなおすー人と自然と文化の関係性の観点から」
A-4[実践報告]:丸山康司(名古屋大学)
「地域特性を生かした脱炭素戦略づくりのための情報提供ツール」

部会B:自然資源の認識と利用

▼司会:寺内大左(筑波大学)
B-1[自由報告]康傑鋒(KANG Jiefeng)(上智大学地球環境研究所特別研究員)
「都市住民による狩猟と鹿肉消費に対する意識:京都市における事例研究」
B-2[自由報告]吉橋久美子(豊田市矢作川研究所)
「住民の語りから見る矢作川の心象風景」
B-3[自由報告]吉村真衣(名古屋大学)
「環境変動下における漁業管理と知識形成 ―カナダ北西海岸先住民のサケ漁業からの一考察―」
B-4[実践報告]岩松文代(北九州市立大学)
「大学キャンパスのシンボルツリーの機能発揮と価値醸成-古木の保存と管理方法の決定が示すこと-」

部会C:エネルギーと地域社会の合意形成

▼司会:山本信次(岩手大学)
C-1[自由報告]山田理恵(名古屋大学大学院)
「アジェンダセッティングと『公論形成の場』-高レベル放射性廃棄物処分地選定をめぐる二つの『対話の場』を事例として-」
C-2[自由報告]千葉偉才也(福島大学)
「原子力災害における仮設校舎の閉所はいかなる意味を持つのか―場所の喪失の観点から考える」
C-3[自由報告]平春来里(名古屋大学環境学研究科)
「洋上風力発電における『海域』と『資源』をめぐる利害関係の複雑性」
C-4[実践報告]大塚彩美(東京大学)
「岡山県真庭市における生ごみメタン発酵施設の地域拠点化を目指す取り組み」

部会D:公害の記憶と継承

▼司会:金菱清(関西学院大学)
D-1[自由報告]松元圭(新潟医療福祉大学)・関礼子(立教大学)・小堀晶子(新潟医療福祉大学)
「新潟水俣病と『当事者参加型リサーチ』1:今日の『差別』をめぐって」
D-2[自由報告]小堀晶子(新潟医療福祉大学)・関礼子(立教大学) ・松元圭(新潟医療福祉大学)
「新潟水俣病と『当事者参加型リサーチ』2:被害者のウェルビーイングを求めて」
D-3[実践報告]藤川賢(明治学院大学)渡邉伸一(奈良教育大学)
「イタイイタイ病訴訟資料の電子アーカイブ化と保存継承への課題」
D-4[実践報告]林美帆(岡山理科大学/公害資料館ネットワーク)・除本理史(大阪公立大学/公害資料館ネットワーク)
「公害資料館ネットワーク12年の到達点と課題―参加団体アンケートを踏まえて―」
D-5[自由報告]外岡豊(埼玉大学名誉教授)
「イタイイタイ病と水俣病・激甚公害比」

昼食について

12月6日(土)は学内の食堂が閉店しています。お弁当を事前に注文した方以外の参加者におかれましては、各自昼食のご準備をお願いいたします。お弁当の当日の販売はありません。

通信環境について

奈良教育大学の学内ではeduroamが使用可能です。学外者が自由に使えるWi-Fiアカウントの用意はありません。eduroamの使用には、所属機関のアカウントなどが必要になりますので、それぞれの担当部署などにご確認ください。

宿泊について

今大会では宿泊施設の斡旋は行いません。奈良市および周辺地域は宿泊施設が限られており、大阪など近隣都市にご宿泊の場合も、時期が近づくと手頃な宿泊先の確保が難しくなります。お早めのご予約をお勧めします。

託児サービス利用補助制度のご案内

第72回大会(12/6・奈良教育大学)でも、大会に参加されるため託児サービスを利用される会員の方は、学会の託児サービス利用補助をお使いいただけます。

  • 託児補助金として、お子さん1名につき1大会1万円を支給します。託児対象のお子さんが複数の場合は、2人目以降は1名につき5000円の支給とします。
  • 補助金は、証憑書類の提示と引き換えに、利用された会員の口座に大会後振り込みます。
  • 託児サービスの手配は各自でお願いします。支給の対象となる託児利用は、大会開催地周辺、利用者の自宅周辺のいずれでも広く認めています。
  • ご利用になる方は、12月6日の大会当日までに環境社会学会事務局(jaes[at]soubun.org)へご連絡ください。
    *[at]を@に変えて送信してください

なお、環境社会学会では、大会運営ならびに他の参加者の支障にならないようご配慮いただくことを条件に、子ども連れでの参加・報告も推奨しています。

自由報告・実践報告の募集(終了しました)

自由報告・実践報告の募集は終了しました(11月6日)

問い合わせ先

  • 自由報告・実践報告担当に関するお問い合わせ
    野田岳仁(法政大学)   noda[at]hosei.ac.jp
    船木大資(金沢星稜大学) dfunaki[at]seiryo-u.ac.jp
    紀平真理子(名古屋大学) kihira.mariko.k3[at]f.mail.nagoya-u.ac.jp
  • 会場に関するお問い合わせ
    渡邉伸一(奈良教育大学) shinichi[at]cc.nara-edu.ac.jp
  • 参加費・参加申込に関するお問い合わせ
    髙﨑優子(北海道教育大学) takasaki.yuko[at]k.hokkyodai.ac.jp
  • その他のお問い合わせ
    西城戸誠(早稲田大学)   nishikido[at]waseda.jp
    ※[at]を@に変えて送信してください

(研究活動委員会)