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メールマガジンアーカイブ

メールマガジン 第313号(シンポ案内、3件)

By 2015年11月15日No Comments

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■■       環境社会学会メールマガジン       ■■
                                     第313号 2015/11/15
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目次
■ 公害薬害職業病 被害者補償・救済の改善を求めて第3回シンポジウム
  「戦後70年 被害者補償・救済の現在」(11/29)のご案内
■ 法政大学大学院サステイナビリティ学専攻開設記念シンポジウム(12/5)のご案内
■ 環境省「第3回グッドライフアワード」シンポジウム&表彰式のご案内(12/11)のご案内 
 
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┃■┃公害薬害職業病 被害者補償・救済の改善を求めて第3回シンポジウム
┗━┛「戦後70年 被害者補償・救済の現在」(11/29)のご案内
公害薬害職業病補償研究会では2007年の発足以来,戦後日本の公害・薬害・
職業病などにおいて,それぞれ別建てで構築された補償救済制度・協定などに
ついて,改善をめざすためあらゆる観点から横断的比較研究を行ってきました.
第3回に登場するイタイイタイ病,新潟水俣病,スモンは,いずれも戦後の公害・
薬害を象徴する大事件です.3事件における制度比較から見える教訓と課題を
考えます.
政策担当者や研究者はもちろん,公害や薬害の健康被害に関心をもつ多くの
市民の皆様のご参加をお待ちしています.
日本環境会議の次のサイトにシンポジウムのチラシや案内があります:
http://www.einap.org/jec/committee/hoshoken/sympo151129.html
日時:11月29日(日) 13:30~16:45 (13時開場)
会場:明治大学 駿河台キャンパス・リバティタワー1103教室(10F)
(JR御茶ノ水駅り徒歩3分,地下鉄神保町駅より徒歩5分)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
                (※参加費:資料代1000円)
主催:公害薬害職業病補償研究会
後援:日本環境会議(JEC)
<プログラム>
基調講演 「公害薬害等被害者への補償はどうあるべきか」
      淡路剛久(立教大学名誉教授)
各報告とパネルディスカッション
 イタイイタイ病  水谷敏彦(イタイイタイ病訴訟弁護団)
 新潟水俣病    萩野直路(新潟水俣病第三次訴訟事務局)
 スモン       片平洌彦(臨床・社会薬学研究所所長)
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今までのシンポジウムの概要は次の通りです:
第1回シンポジウム 2009年5月30日
 水俣病,サリドマイド事件,カネミ油症,大気汚染,アスベスト
第2回シンポジウム 2012年2月4日
 原爆症,森永ひ素ミルク中毒,医薬品副作用被害,薬害エイズ
第1回,第2回のシンポジウムの案内と第1回の開催記録等は
日本環境会議のサイトにあります:
http://www.einap.org/jec/committee/hoshoken/
●第3回シンポジウムで扱うテーマ
イタイイタイ病
 岐阜県の三井金属鉱業・神岡鉱山からのカドミウムを含む未処理廃水が神通
川に流され,下流・富山県の水田地帯を汚染.水や農産物を通じてカドミウムを
摂取した人々の骨や腎臓などに著しい健康被害が発生した.1968年患者・遺族
28人が三井金属鉱業を提訴,1971年の一審判決,1972年の控訴審判決で
いずれも原告が勝訴,三井金属は上告を断念し判決が確定した.その後,国の
基準では公害病と認められていないカドミウム腎症の被害者について争いが続いて
いたが,2013年に三井金属が一時金を支払い謝罪を行う形で和解が成立した.
新潟水俣病
 昭和電工が阿賀野川で引き起こした第二の水俣病.当時,阿賀野川には漁師
が2400名ほどおり,川魚を多食した地域住民に被害が広がった.1965年に水俣病
と確認され,阿賀野川下流域の認定患者が四大公害裁判の先陣を切って1967年
提訴,1971年判決で昭和電工の責任が確定,1973年補償協定締結.その後,
国の認定基準をめぐる裁判で水俣病と認めない決着が二度図られ,医療手帳,
被害者手帳の制度が作られた.公式確認から50年,いまも水俣病と認めさせるための
裁判が続いている.
スモン
 整腸剤として市販・投与されたキノホルムによって神経障害などの健康被害が
引き起こされた大規模な薬害事件.1960年代,1万人以上の被害者が発生した
とされる.1971年以降,田辺製薬などの製薬企業と国に対する訴訟が全国で起こ
され,1979年までに大多数の患者と被告の間に和解が成立した.司法が患者判定
も担う「スモン方式」は立法によらぬ被害救済の一つのモデルとしてその後の薬害事件
でも引き継がれた.
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┃■┃法政大学大学院サステイナビリティ学専攻開設記念シンポジウム
┗━┛ -持続可能な社会・経済の実現に求められる大学院教育に向けて-
     (12/5)開催のご案内
 2016 年4月より、法政大学大学院 公共政策研究科は「サステイナビリティ学
専攻」と「公共政策学専攻」の2専攻から成る研究科としてリニューアルしま
す。これを記念して、持続可能な社会に大学院教育がどんな役割を果たせるか、
多角的に討論します。ぜひご参加ください。
http://www.hosei.ac.jp/gs/NEWS/topics/oshirase/151111.html
日程 2015年12月5日(土) 13:30~17:30(開場13:00)
会場 法政大学市ヶ谷キャンパス 外濠校舎 S407教室
プログラム
■13:30 開催趣旨と専攻概要
長谷川 直哉 (法政大学教授 新専攻設置準備委員長)
■13:40 基調講演1
「SDGsとCSR」
有馬 利男 氏
(富士ゼロックス代表取締役社長(同社相談役特別顧問)、国連グローバル・コ
ンパクトボードメンバー)
■14:30 基調講演2
「サステイナビリティ経営とソフトロー」
~昨今の様々なイニシャティブとルール形成戦略をテーマに~
後藤 敏彦 氏
(サステナビリティ・コミュニケーションネットワーク代表幹事、グローバル・
コンパクト・ジャパン・ネットワーク理事、環境経営学会会長)
―休憩― 15:20~15:40
■15:40~17:30 討論
サステイナビリティ学専攻教員5名
コメント : 有馬 利男氏、後藤 敏彦氏
コーディネーター : 長谷川 直哉(法政大学教授)
※シンポジウム後に交流会を開催します(会費2,000円を予定)。併せてご参加く
ださい。
[場所 : 同キャンパス内ボアソナード・タワー25階 スタッフクラブ] 【お問い合わせ先】
法政大学大学院事務部大学院課
TEL : 03-5228-0551
E-Mail : i.hgs@ml.hosei.ac.jp
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┃■┃「第3回グッドライフアワード」シンポジウム&表彰式(12/11)のご案内
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環境省環境計画課では、「持続可能な社会」の実現に資する“環境と社会によい活動”
を発掘することを目的とし、「グッドライフアワード」表彰事業を実施しております。
この度、12月11日(金)に「第3回グッドライフアワード」シンポジウム&表彰式を開催し
ますので、御連絡いたします。
当日は、地域プロデューサーである山崎亮氏、「里海資本論」の著者である井上恭介
氏ほか著名なゲストをお招きしたディスカッションや、環境大臣賞等の表彰式を行います。
今後の会員の皆様の研究活動にとって、有用な情報が集まるイベントになると考えており
まして、ご連絡致しました。
なお、ウェブサイトで参加申込みを受け付けております。
(入場無料、定員400人、先着順)
■開催日時:平成27年12月11日(金) 13:00~16:30(予定)
■開催場所:東京ビッグサイト レセプションホールA(東京都江東区有明3-11-1)
※エコプロダクツ2015と同時開催です。
■ウェブサイト:(http://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/goodlifeaward/)
環境省 総合環境政策局 環境計画課
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発行 環境社会学会 会長 池田寛二(法政大学)
       事務局:大学生協学会支援センター内 環境社会学会事務局
                 〒166-8532東京都杉並区和田3-30-22
                 E-mail: office[アットマーク]jaes.jp
□編集・送信 原口弥生(茨城大学・事務局長)
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジン掲載依頼
(毎月10日・25日締切)、その他のお問い合せは、上記事務局までお願いいたします。
□年会費の振り込み先:郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
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