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■■ 環境社会学会メールマガジン ■■
第404号 2019/03/15
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目次
■原子力市民委員会(CCNE)フォーラム「原発ゼロ時代の気候変動対策を考える」
開催のお知らせ(3/20開催)
■第59回環境社会学会大会(明治学院大学)企画セッション公募のお知らせ
(3/29・4/26締切)[再掲]
■第59回環境社会学会大会(明治学院大学)自由報告募集のお知らせ
(5/10締切)[再掲]
■7th International Symposium on Environmental Sociology
in East Asia (ISESEA) Call for Papers Deadline (31, Mar. 2019)[再掲]
■関西学院大学専任教員公募のお知らせ<環境社会学>(2019年6月12日必着)
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┃■ ┃原子力市民委員会(CCNE)フォーラム「原発ゼロ時代の気候変動対策を考える」
┗━┛開催のお知らせ(3/20開催)
地球温暖化の影響は深刻の度合いを増しており、パリ協定により中長期的かつ
抜本的な気候変動対策が求められています。日本国内でも3.11以降、原子力技
術および原子力政策のさまざまな問題点が浮き彫りになり、再生可能エネルギ
ーの本格導入などエネルギー転換を目指す動きが進み始めました。
一方、ここに来て「原発延命」の動きも顕著になってきました。原子力損害賠
償・廃炉支援機構、使用済燃料再処理機構、電力新市場など、日本政府は一連
の原子力救済・優遇措置を展開しています。原発を無理に優遇する政策が、気
候変動対策の本来の柱である再エネ・省エネを進める上での大きな障害となっ
てしまっている日本のエネルギー政策の現状を私たちは深く憂慮しています。
「二酸化炭素を出さない電源」としての原発が温暖化防止に不可欠であるとの
主張も最近しばしば聞かれるようですが、その有効性も検証してみる必要があ
るでしょう。
今回のフォーラムでは、原発が気候変動対策として有効かという点をめぐる最
近の海外の議論を紹介するとともに、原発延命策の制度的からくりを解剖し、
日本政府のエネルギー基本計画を根底的に問い直します。そして、これらを手
掛かりに、原発ゼロ時代の気候変動対策のあり方について考えたいと思います。
どうぞお誘い合わせの上、ふるって御参加ください。
■日 時:2019年3月20日(水)14:00~18:00
■場 所:聖心女子大学 4号館3階 ブリット記念ホール
(東京都渋谷区広尾4-2-24)
http://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/access/
地下鉄日比谷線「広尾」駅 4番出口 徒歩1分
■プログラム:
第1部 世界で進むエネルギー転換と気候変動問題
司会:松原弘直(原子力市民委員会第3部会部会長、
環境エネルギー政策研究所主席研究員)
1)自然エネルギーの台頭と原子力の凋落
大林ミカ(原子力市民委員会アドバイザー、自然エネルギー財団事業局長)
2)温暖化で使えなくなる原発
鮎川ゆりか(原子力市民委員会アドバイザー、千葉商科大学名誉教授)
3)原発と温暖化との間のねじれた関係
明日香壽川(原子力市民委員会第3部会、東北大学教授)
第2部 日本での気候変動対策の遅れとエネルギー政策の急所
司会:竹村英明(原子力市民委員会第3部会コーディネータ、市民電力連絡会会長)
1)エネルギー基本計画での原発の位置づけ
大島堅一(原子力市民委員会座長、龍谷大学教授)
2)新たな電力市場と原発・石炭火力の問題点
松久保肇(原子力市民委員会第2部会、原子力資料情報室事務局長)
3)原発の会計・財務面からの問題点
金森絵里(原子力市民委員会委員、立命館大学教授)
第3部 全体討論「原発ゼロ社会と気候変動対策のあり方」
司会 大島堅一(原子力市民委員会座長、龍谷大学教授)
■資料代:500円
■お申込み:
当日でもご参加いただけますが、資料準備の都合上、3月18日(月)までに
下記のEmailかFaxにて、お申込みいただけますと幸いです。
—————————
原子力市民委員会 事務局
〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町4-15 新井ビル3階
(高木仁三郎市民科学基金内)
TEL/FAX: 03-3358-7064
URL : http://www.ccnejapan.com/
e-mail : email@ccnejapan.com
Twitter: https://twitter.com/ccnejp
Facebook: https://www.facebook.com/ccnejapan
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┃■ ┃第59回環境社会学会大会(明治学院大学)企画セッション募集のお知らせ
┗━┛(3/29・4/26締切)
第59回大会(明治学院大学 6月8・9日)では、会員による企画セッションでの
大会運営が予定されています。企画セッションは
【a】報告者を募集するタイプ
【b】企画者が報告者をコーディネートするタイプ
以上2つのタイプがあります。
それぞれ下記の要領で【a】の報告者および【b】の企画セッションのテーマを
募集します。
■【a】企画セッション(報告者を公募するタイプ)の報告者募集のお知らせ
今回【a】の報告者を公募する企画セッションは以下の通りです。
企画者氏名:丸山康司
企画者所属:名古屋大学
企画者メールアドレス:ym[アットマーク]nagoya-u.jp
企画セッション・テーマ名:実験科学としての環境社会学
趣旨:
本セッションの目的は現実の問題解決に資する研究のあり方を明らかに
することである。環境問題には事実認識の不確実性や不確定性といった
問題が不可避である一方で、持続可能性を担保するためにはなんらかの
構造変革が必要とされることもある。このため不完全な情報に基づきつつ
もパターナリズムや専門知を排除しきれないという問題を抱えている。
SDGsに象徴されるバックキャスティングの問題解決はこのジレンマに
対応しようとしているものであり、なんらかの望ましさを想定した上で、
具体的に目標を設定し、非強制的な手法を勧めようとしている。こうした
問題解決シナリオに対応し、参加型アクションリサーチのような実験的な
手法が試行されている。
本セッションではこうした取り組みを実験科学と見なした上で、必要と
される学問的手続きのあり方や研究倫理について議論したい。実験科学
的手法は環境問題をめぐるローカルな社会的コンテクストとグローバル
な課題を整合させる上で必要ではあるものの、現場となる社会に対する
迷惑や研究者の責任といった新たな課題も存在する。これらを踏まえた
上で、「成功」や「失敗」の定義と検証方法、あるいは研究実践とステーク
ホルダの利害に関連した研究倫理上の問題など、様々な課題を洗い出し
つつ、実験科学的な方法論を確立する契機としたい。
報告者公募では、現場での素朴な悩み、「参加」や「実践」の危うさ、
専門家の権威の持つ危険性、「思いつき」と責任など、幅広い話題提供
を歓迎する。
この企画セッションにて報告を希望する会員は、以下の要領で担当委員まで
お申し込みください。
■報告申し込み方法
申し込み締切:2019年4月26日(金)
申し込み方法:以下の項目を記載したメールを研究活動委員会・森久聡
(京都女子大学)までご提出ください。
メール:morihisa[アットマーク]kyoto-wu.ac.jp
(お問い合わせも、上記アドレスまでお願いいたします)
※申し込み締め切り日から10日程度で担当委員より企画セッションで
報告可能かどうかの通知をいたします。なお、企画セッションへの
申し込みが多数である場合や企画セッションの趣旨に合致しないと
判断される場合には、自由報告に移っていただく可能性があります。
その場合も自由報告の申し込みに準じて、学会にふさわしい内容で
あるかどうかを研究活動委員会で審議いたします。
■報告申し込みの記載項目
報告タイトル:
報告者氏名:
報告者所属:
報告者連絡先(eメール):
報告要旨*:
使用希望機器(会場の都合により希望にそえない場合もあります):
*報告要旨の形式:文字数2800字以内。要旨集は各報告2頁(A4)で組みます。
図版(2枚まで)を入れる場合は、目安としてB5一枚の大きさを1400字に
換算して、字数を調整してください。
*自由報告の応募の際の要旨執筆、および報告原稿作成時において、
誤字脱字、内容に関する引用トラブル、フォーマットからの逸脱による
報告要旨集作成のトラブルなどが相次いでおります。
ご自身によるチェックの徹底をお願いします。
*要旨集に掲載されたタイトルは、報告時に変更することのないようご留意ください。
■【b】企画セッションのテーマ募集(企画者が報告者をコーディネートするタイプ)
【b】の報告者を公募しないタイプの企画セッションについては、引き続き募集を
続けています。締め切りおよび応募要項は以下の通りです。
■時間枠:概ね2時間とします。
ただし内容によっては2時間×2コマで組むことも可能です。
■資格:セッションの企画者は会員に限りますが【b】については会員以外の報告も
歓迎いたします。
■企画セッション申し込み方法
申し込み締切:2019年3月29日(金)
申し込み方法:以下の項目を記載したメールを研究活動委員会・森久聡(京都女子大学)
まで提出してください。
メール:morihisa[アットマーク]kyoto-wu.ac.jp
(お問い合わせも、上記のアドレスまでお願いいたします)
■企画セッション申し込み記載項目
企画者氏名:
企画者所属:
企画者連絡先(eメール):
企画セッション・テーマ:
趣旨(400~600字程度):
報告予定者*:
*企画を応募する段階で報告予定者が確定していなくても構いません。
大会プログラムの原稿提出(5月10日(金)締め切り予定)までに確定してください。
*企画セッションを申し込み後、大会プログラムの原稿を提出していただきます。
原稿の上限は企画趣旨2頁(A4)に加え報告者一人あたり2頁(A4)です。
(研究活動委員会)
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┃■ ┃第59回環境社会学会大会(明治学院大学)自由報告の募集(5/10締切)
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第59回環境社会学会大会(明治学院大学)の自由報告(6月9日)を募集します。
【募集要項】
・報告者(登壇者)は会員に限ります。
(遅くとも自由報告の申し込み締め切り日までには入会手続きを済ませてください)
・1報告あたり報告20分+質疑応答15分(報告数により変更する場合があります)
・締め切り:2019年5月10日(月)必着
・申込方法:下記の申し込み先へEメールにてご応募ください。
・研究活動委員会にて本学会にふさわしい報告内容であるかを判断し、
5月17日までに担当より受理/不受理を通知します。
【申し込み時の記載事項】
1)報告タイトル
2)報告者氏名、所属
3)連絡先(住所・電話・Fax・Eメール)
4)報告要旨(2800字以内、英文の場合は800語以内、Wordで作成してメール添付)*
5)使用希望機器(会場の都合により希望にそえない場合もあります)
*報告要旨作成における留意点
◎要旨集は各報告2頁(A4)で組みます。図版(2枚まで)を入れる場合は、
目安としてB5サイズ1枚の大きさを1400字に換算して字数を調整してください。
◎誤字脱字、内容に関する引用トラブル、フォーマットからの逸脱による
報告要旨集作成のトラブルなどが相次いでおります。
ご自身によるチェックの徹底をお願いします。
◎要旨集に掲載されたタイトルを報告時に変更することのないようご留意ください。
【申し込み先】
川田美紀(大阪産業大学)
mkawata[アットマーク]est.osaka-sandai.ac.jp
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┃■ ┃7th International Symposium on Environmental Sociology
┗━┛ in East Asia (ISESEA) Call for Papers Deadline(31, Mar. 2019)
◆ Theme:
Social Actions to Climate Change and Energy Transition in East Asia:
Toward a Sustainable Planet
◆ Dates:
October 26(Sat) – 28(Mon), 2019
◆ Venue:
Graduate School of Environmental Studies, Seoul National University,
Seoul, Korea
Dear Colleagues,
In 2007, environmental sociologists in East Asia organized the first
International Symposium on Environmental Sociology in East Asia (ISESEA).
Since this inaugural meeting, ISESEA has been hold biennially to provide
a platform for environmental sociologists and other social scientists to
debate complex socio-ecological issues and sustainability transition,
particularly from an East Asian perspective. Co-hosting with RC 24 of
International Sociological Association, the Korean Association for
Environmental Sociology (KAES) will host the 7th ISESEA with the theme of
“Social Actions to Climate Change and Energy Transition in East Asia:
Toward a Sustainable Planet”
at Seoul National University during October 26th~28th, 2019.
In the late 20th century, East Asian countries experienced unprecedented
social and ecological changes with rapid economic growth. In this process,
many citizens have become victims of environmental pollution, but economic
growth remains a top priority in East Asia. As a result, given the share of
East Asia in the global economy, East Asian countries have been increasingly
responsible for global environmental problems. The transition to a
sustainable society has become a significant challenge that East Asian
countries can no longer ignore.
Fortunately, there is an increasing number of social actions in East Asia
that seek sustainability transition. For example, not only renewable energy
is spreading rapidly in East Asia, but also in Korea, Taiwan, and Japan,
long-term policies are in place to shut down nuclear power plants.
However, contentious politics for sustainable societies in East Asia is still
in its infancy. Growth coalition, which claims the inevitability of
nuclear power, still has a strong influence, and developmental policies to
destroy the natural environment are also continuing. Furthermore,
the historical experience shared by East Asian countries, including
export-led economic growth, the legacy of authoritarian politics, and strong
aspirations for economic growth, further complicates the politics of transition
between state, market and civil society. From a comparative historical
point of view, the experience of East Asian countries will provide various
implications for developing emerging debates, such as climate justice,
energy democracy, and degrowth, as well as major topics of environmental
sociology, and seeking “just transition”. We hope the 7th ISESEA vitalizes
discussion on social actions to climate change and energy transition,
rethinking its challenges and implications toward a sustainable planet.
While all topics on environmental sociology are welcomed at the conference,
we especially invite papers that address one or more of the following topics:
– Climate actions and energy transition
– Environmental pollutions, environmental victims, and environmental justice
– Transboundary pollution, risk politics, and environmental governance
– Disaster and resilience
– Environmental movements, green politics, and state
– Ecological democracy and ecological citizenship
– Anthropocene and sustainability
– Sustainable development and degrowth
We particularly encourage proposals of organized sessions with 3-4 papers
addressing the same topic.
For individual papers, we will arrange them in the session of similar topics.
◆DEADLINES
• Deadline for Abstract Submission: March 31st, 2019
• Announcement of Abstract Acceptance: April 30th, 2019
◆Deadline for the submission of paper abstracts for open panels
If you are interested in participating in this conference,
please send an abstract, no more than 500 words, to ISESEA-7 homepage
by March 31st, 2019.
https://sites.google.com/view/isesea-7
◆Deadline for the submission of titles and descriptions of sessions
And if you want to organize a session, please send the title and description
of the session including abstracts to ISESEA-7 homepage by March 31st, 2019.
https://sites.google.com/view/isesea-7
The organizing committee will review the abstracts and contact you
with the result by April 30th, 2019.
For submission-related questions, please email: isesea.7[at]gmail.com
ISESEA-7 Local Planning Committee
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┃■ ┃関西学院大学専任教員公募のお知らせ<環境社会学>(2019年6月12日必着)
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関西学院大学社会学部社会学科では環境社会学分野の教員を公募しております。
■大学・研究組織
関西学院大学 社会学部社会学科
■専門分野
「環境社会学」
■担当講義科目
「環境社会学」など
■職名
教授、准教授、専任講師または助教
■採用人数
1名
■就任時期
2020年4月1日
■応募期限
2019年6月12日(水)(必着)
■備考
応募資格、提出書類などの詳細情報は、関西学院大学HP(
最下部の「教職員の採用」→「教員等の公募について」→「社会学部」からご確認願います。
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□発 行 環境社会学会 会長 谷口吉光(秋田県立大学)
□事務局 アカデミーセンター (株)国際文献社内 環境社会学会事務局
〒162-0801 東京新宿区山吹町358-5
E-mail jaes-post[アットマーク]bunken.co.jp
□編集・送信 植田今日子(上智大学・事務局長)
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更は、上記までメールか郵便で
ご連絡ください。
□メールマガジン掲載依頼(毎月10日・25日締切)、その他のお問い合せは、
上記事務局までお願いいたします。
□年会費の振り込み先:郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
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