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メールマガジンアーカイブ

メールマガジン 第213号

By 2012年7月24日No Comments

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■■        環境社会学会メールマガジン       ■■
                        第213号 2012/6/8
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目次
■第2回社会学4学会合同研究・交流集会のお知らせ(リマインダ)
■原発避難に関わる研究・調査情報の提供のお願い(4学会研究交流会実行委員会)
■法政大学人間環境学部・人間環境学特別セミナーのお知らせ
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┃■┃第2回社会学4学会合同研究・交流集会のお知らせ(リマインダ)
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第2回社会学4学会合同研究・交流集会を開催します
社会学4学会合同の第2回研究・交流集会[福島編]
「原発避難」を捉える/考える/支える
主催 日本社会学会・日本都市社会学会・環境社会学会・地域社会学会
日本社会学会、日本都市社会学会、環境社会学会、地域社会学会の4学会ではこ
のたび、3月に開催された岩手でのエクスカーション・研究・交流集会の第2弾
として、福島第一原子力発電所事故に伴う災害と避難・復興について考えるため
のエクスカーション(現地見学)・研究集会を行います。
岩手での第1回研究・交流集会は日本社会学会、日本都市社会学会、地域社会学
会の3学会の主催でしたが、今回は環境社会学会が主催者として加わりましたの
で、社会学4学会の主催となりました。
《日程》
6月16日 エクスカーション(いわき市とその周辺を予定)【申込み必要】*〆切ました
6月17日 原発避難に関する研究会(明治学院大学白金キャンパス)【申込み不要】
《内容》
エクスカーション:現在も続く、福島第一原発事故災害の現状について、仮設住
宅が密集するいわき市周辺の仮設住宅や行政機関等の現状を視察し、社会学の立
場からの学術研究における論点を確認する。
研究・交流集会:前日のエクスカーションをふまえつつ、中通りや首都圏での自
主避難の状況、原発周辺地域からの強制避難の現状、福島県中通りなど比較的線
量の高い地域で暮らす現状などを、社会学的な観点から議論し、理解するために
研究会を行う。
詳しい内容、申し込み受付の開始については、下記の「4学会合同企画」の専用
ホームページをご覧下さい(随時更新)。
 ↓
http://soc4symposium.sakura.ne.jp/mt/first_website/42/
今後の情報更新については、「日本社会学会東日本大震災メーリングリスト」も
ご活用下さい。
 ↓
http://www.gakkai.ne.jp/jss/research/sinsai-ml.html
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┃■┃原発避難に関わる研究・調査情報の提供のお願い
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原発避難に関わる研究・調査情報の提供のお願い
(4学会研究交流会実行委員会・第2回研究交流集会企画班)
 6月17 日に第2回社会学4学会合同研究・交流集会(ラウンドテーブル・シンポジウム)が開催されるにあたり、「原発事故」をめぐって考えてこられた方々、「原発 避難」の問題に関わるさまざまな調査研究、支援活動をなさっている方から情報を収集したいと思います。(「原発避難」は、避難区域からの避難、いわゆる自 主避難のほか、福島県内外を問わず、この事故に関連して人間や社会の動きを追っておられる研究を広く含めます)。
情報提供は、2012 年6月12日までにお願いします。大小問わず、広く情報をお送りください。
メール送信宛 先:info[@]soc4symposium.sakura.ne.jp
※整理のため、ファイル名に、必ず「氏名 送信日」を入れてください。
([@]の[ ]を外してお送りください)
□会員間で情報共有・情報交換すべき項目
ⅰ 原発事故、原発避難関連の社会学調査研究の活動情報
  いつ、どこで、だれが、どんな研究をしているのか。社会学者の間で共有し、無用な
バッティングを避けるとともに、お互いの連携を図っていきます。
ⅱ 原発事故、原発避難関連の社会学シンポジウム、研究会、学会の大会企画など、
  催し情報、開催の告知や参加募集、また開催後の記録作成など
ⅲ 原発事故、原発避難関連のアウトプット情報
会員による記事や論述、報告書や論文、著書。研究アウトプットの提供、
  あるいはその内容紹介など。誰が、何を考え、どんな情報を発信しているのか。
ⅳ その他
  他学会などとの関係で必要な情報など、その他、震災問題に取り組む
  社会学者にとって有意義な情報。
□情報提供フォーマット
 メール件名にお名前と送信日を記載ください(例:社会太郎20120601)
①氏名 ②所属 ③連絡先 ④テーマ・キーワード(複数可)
⑤調査対象地     県     市・町・村(複数可)
※県名ないしは市町村名で御記入下さい(複数記載可)。とくに地域限定でない場合は、「なし」を明記して下さい。
⑥内容 ⑦参照アドレス ⑧添付ファイルなど
研究成果(予定を含む):調査報告、報告書、研究発表、論文、書籍、記事、その他
※成果のある方は、可能ならばPDF、現物またはコピーをご送付下さい。
6月17日当日持ち込みも歓迎。
掲載ホームページのURLの提供のみでも構いません。以上を、A4・1枚程度にまとめていただければ、当日、会場で貼り出します。情報は後ほど、ファイルにまとめて、皆さんと共有できる形にいたします。
4学会研究交流会実行委員会・第2回研究交流集会企画班
山下祐介、山本薫子、松薗祐子、山本早苗
◆参考)情報提供記載例(より簡単な形でもかまいません)
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返信メール件名:高木竜輔20120526
2012年5月26日時点
【所属・氏名】
・いわき明星大学人文学部 高木竜輔(r-takaki[@]iwakimu.ac.jp)
【主な研究テーマ】
・福島県内における原発避難者の生活実態
・原発避難地域におけるコミュニティ維持
・帰還自治体における原発避難者の生活再建
【具体的な対象地域・研究内容】
(1)原発避難者の生活実態に関する質問紙調査の分析
  原発避難者の避難生活・生活再建の実相について、楢葉町を対象とした質問紙調査データ(町実施のアンケート(2011年8月)の二次分析、高 校生世代に対 する質問紙調査(2012年1月)、19~79歳に対する質問紙調査(2012年2月))に基づく分析を実施している。
(2)警戒区域における地域コミュニティの聞き取り調査
楢葉町行政区長への聞き取り調査、上記質問紙調査のデータを用いて、避難前の地域における人間関係が原発避難によってどのように変化している のかを調査している。
(3)広野町・川内村における行政・避難者の聞き取り調査
 役場機能がもとの地域に戻ったが、住民帰還が進んでいない広野町・川内村を対象に、これらの地域が「地域社会」としてうまく機能するかどう かについて調査を実施している。
【研究成果】
○論文
・高木竜輔, 2012, 「いわき市における避難と受け入れの交錯」山下祐介・開沼博編『「原発避難」論』明石書店.
・菅野昌史・高木竜輔, 2012, 「東日本大震災における楢葉町の災害対応(1)―コミュニティの再生に向けて」『いわき明星大学大学院人文学研究科紀要』10, 36-51.
・大橋保明・高木竜輔, 2012, 「東日本大震災における楢葉町の災害対応(3)―教育機能の維持・再編」『いわき明星大学大学院人文学研究科紀要』10, 63-74.
○学会発表
・高木竜輔, 2011, 「原発災害をめぐる避難と受け入れの交錯―楢葉町といわき市の事例から」環境社会学会・例会(於:関西学院大学).
・高木竜輔, 2012, 「原発避難地域における高校生の震災・復興に対する意識―楢葉町を事例として」社会学3学会合同・研究交流集会(於:岩手県立大学アイーナキャンパス).
・高木竜輔, 2012, 「原発事故一年度の原発避難者の生活再編―楢葉町を事例として」地域社会学会第37回大会(於:慶應義塾大学).
【備考】
本研究は、柳澤孝主、菊池真弓、菅野昌史、石丸純一(以上、いわき明星大学)、大橋保明(名古屋外国語大学)との共同研究である。
(以上)
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┃■┃法政大学人間環境学部・人間環境学特別セミナーのお知らせ
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法政大学人間環境学部・人間環境学特別セミナー(第3回~5回のお知らせ)
--ドキュメンタリー映画を見て、震災を考える(3回連続シリーズ)
 2011年3月11日に発生した東日本大震災そして続く福島第一原子力発電所の
事故によってもたらされた被害により、日本とそれを取り巻く環境は大きく
変わりました。日本の社会は大きな転換期を迎えようとしています。震災か
ら1年が過ぎましたが、問題、課題は山積しています。「持続可能な社会の
構築」を掲げた法政大学人間環境学部のあり方も、もう一度問い直されなけ
ればならないはずです。
 
 大学にいる私たちには、いま何ができるのでしょうか。募金や節電への協
力、あるいは被災地の復興支援のためにボランティア活動をする、そうした
活動がひとつ考えられます。しかし同時に、変わりゆくこれからの社会の姿
について、一人一人が自分の意見を持ち、将来像を作り出していくこと、そ
して、さまざまな問題について、できるだけ情報を集め、過去を反省し、他
の事例に学び、知恵を絞って新しい社会のグランドデザインを描いていく作
業が必要になるでしょう。
 法政大学人間環境学部では、このようなコンセプトから、教職員と学生の
共同企画として「とにかく考えてみよう」という企画を始め、ドキュメンタ
リー映画を見て、ともに議論しようという催しを行ってきました。2011年度
は、『ミツバチの羽音と地球の回転』(鎌仲ひとみ監督、2010年)、『100,
000年後の安全』(2009年)を上映し、ディスカッションを行いました。201
2年度の前期は、下記のように3回連続シリーズで、放射線の問題、原発避難
者の問題について考えます。ふるってご参加ください。
■第3回人間環境学特別セミナー
 6月15日(金) 19:00開演 法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎S405
 『内部被ばくを生き抜く』(鎌仲ひとみ監督, 2012年)上映会+鎌仲ひと
 み監督による講演
 まもりたい!未来のために。 内部被ばくの時代を私たちはどうやって生
き抜いていくのか? 原発事故後の日本で命を守りながら前向きに生きてい
きたい全ての人たちへ。 専門家たちと福島からのメッセージ!
■第4回人間環境学特別セミナー
 6月29日(金) 19:00開演 法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎S405
 『Nuclear Nation』(舩橋淳監督, 2011年)上映会
 福島第一原発が立地する福島県双葉町の避難生活を描いたドキュメンタ
リー。原発により潤い栄えたとされる町の盛衰と、故郷を奪われた町民の
日常を見つめ続ける。
 ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式招待作品(日本未公開作品)
■第5回人間環境学特別セミナー
 7月13日(金)19:00開演 法政大学市ヶ谷キャンパス58年館834教室
 公開ディスカッション・原発避難を考える
 『Nuclear Nation』舩橋淳監督+とみおか未来ネットワーク代表・市
村氏ほか(福島県富岡町)による原発避難に関する公開ディスカッション
上映会参加費
 法政大学人間環境学部の学生の方:無料(学生証を提示してください)
 一般の方:500円(ただし全額寄付します)
 被災地からの避難者の方は無料
公開ディスカッション参加費:無料
お問い合わせ:法政大学人間環境学部(担当:辻、西城戸、武貞)
    E-mail: tonikan●inter7.jp nishikido●hosei.ac.jp
(●をアットマークに変えてください)
    TEL:03-3264-9793
※会場については大学HPを参照してください
http://www.hosei.ac.jp/campus/ichigaya/ichigaya.html
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発行 環境社会学会 会長・宮内泰介(北海道大学)
          事務局
            大学生協学会支援センター内 環境社会学会事務局
                 〒166-8532東京都杉並区和田3-30-22
                 湯浅 陽一
                 E-mail: office[アットマーク]jaes.jp
□編集・送信 湯浅陽一(理事 関東学院大学)
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジン掲載依
頼、その他のお問い合せは、学会事務局までお願いいたします。
□年会費の振り込みは、郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
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