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メールマガジンアーカイブ

メールマガジン 第288号(大会案内など)

By 2014年12月9日No Comments

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■■        環境社会学会メールマガジン       ■■
                          第288号 2014/12/9
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目次
■第50回環境社会学会大会のご案内(12/14)
■座談会「大規模災害と時間経過:福島大会のエクスカーションを振り返
って」のご案内(12/13)【再掲】
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┃■┃第50回環境社会学会大会のご案内(12/14)
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開催日が近づいてまいりましたので、改めてご案内します。
日時:2014年12月14日(日)9:00~16:30(8:30受付開始)
場所:龍谷大学・大宮学舎 東黌
(京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1)
アクセスhttp://urx2.nu/f00X
キャンパスマップhttp://www.ryukoku.ac.jp/omiya.html
参加費:一般会員:2000円 院生会員:1000円 非会員:2000円(申込み不要)
プログラム:
■自由報告(セッションA・B・C・D ― 9:00~12:00)
〔セッションA〕エネルギーと地域社会(104教室)
司会:湯浅陽一(関東学院大学)
A-1 地域における再生可能エネルギーの課題
― 60年つづく農村小水力発電を事例に
福本純子(早稲田大学大学院)
A-2 農業用水路における小水力発電の導入が地域に与えた影響
松岡崇暢(愛知学泉大学)
A-3 環境規制の限界と補完的方策の可能性
― 地熱利用に伴う臭気問題のガバナンス
丸山康司(名古屋大学)飯田誠(東京大学)中根多恵(名古屋大学)
桜井淳子(東京大学)永田衞男(東京大学)
A-4 稚内における再生可能エネルギー活用の現状とその特徴
角一典(北海道教育大学)
A-5 EUの再生可能エネルギー利用促進指令と域内市場統合
― 英国の洋上風力発電を事例に
秋山幸子(中京大学)
〔セッションB〕環境運動と公共性(201教室)
司会:三上直之(北海道大学)
B-1 上関「自然の権利」訴訟
― 社会運動の射程としての当事者適格
早瀬利博(長崎大学大学院)
B-2 「公害予防闘争」の再検討 ― 自治の議論に注目して
友澤悠季(立教大学)
B-3 気候変動問題の「社会運動」
― トップダウン型キャンペーンとボトムアップ型キャンペーンのフレーム分析
福田寛之(一橋大学大学院)
B-4 気候変動問題の正当性の構成と公共圏の転換
― 地球温暖化防止に対するアドボカシー活動・社会実験を中心として
佐藤直樹(福井大学)
B-5 北京市の政策形成過程における環境系民間組織の参加の現状と課題
― 「北京市大気汚染防止条例」の改正を事例として
胡 笳(早稲田大学大学院)
〔セッションC〕政策と統治(203教室)
司会:福永真弓(大阪府立大学)
C-1 統合的水資源管理の課題
― インドネシア・バリ島の水利組合スバックの事例から
關野伸之(総合地球環境学研究所)
C-2 「ローカルな資源の呪い(Local Resource Curse)」試論
山口健介(チュラロンコン大学大学院)
C-3 戦前期日本における自然保護制度の形成過程と地域社会の反応
― 天然紀念物保存がもたらした問題
石橋康正(名古屋大学大学院)
C-4 環境税をめぐる言説ネットワークの構造と変容
― なぜ地球温暖化対策税は導入にいたったのか
辰巳智行(一橋大学大学院)中澤高師(静岡大学)
C-5 科学的不確実性の伴う身体的リスクに対するリスクコミュニケーションの
意義とその効果に関する一考察
中山敬太(早稲田大学大学院)
〔セッションD〕協働と自治(205教室)
司会:黒田暁(長崎大学)
D-1 気候変動下における横手のかまくらの変容 ― 表層的変化と深層的揺らぎ
木村浩巳(法政大学大学院/法政大学地域研究センター)
D-2 「日本で最も美しい村」馬瀬の景観づくり運動(2)
― 住民組織化の展開と課題
嵯峨創平(岐阜県立森林文化アカデミー)
D-3 ネットワーク・デザインに基づく関係性の組み替えと協働活動の促進
― 広島県北広島町の生態系保全活動を事例として
大西舞(徳島大学大学院)竹村紫苑(総合地球環境学研究所)
白川勝信(芸北高原の自然館)鎌田磨人(徳島大学)
D-4 順応的管理の身体性
― 愛知県豊田市「矢作川森林塾」の環境保全活動
長澤壮平(豊田市矢作川研究所)
D-5 産業化への柔らかな抵抗
―沖縄県浜比嘉島における開発と社会変動の漁業史から
高崎優子(北海道大学大学院)
D-6 乾杯条例による地域振興に関する研究 ― データベースによる分析をもとに
井上和久(早稲田大学大学院)
■書評セッション(企画:編集委員会  9:00~12:00)101教室
これまで、『環境社会学研究』に書評論文が掲載されたことはほとんどありま
せん。これは、学会内で書評について議論する場や機会が乏しかったためだと
思われます。環境社会学にかかわる学術的な深化のためには、多くの労力を投
じた世に問うた研究成果が活発に議論されるべきだと考えます。
そこで、このたび編集委員会では、若手研究者による2冊の書籍を対象にして、
書評セッションを企画しました。コメンテーターに、非学会員の方にもご登壇
いただくことで、隣接する学問分野との間で実りある議論が交わされることも
期待されます。
本格的な書評バトル(?)を盛り上げるために、ぜひご参加ください。
1. 茅野恒秀,2014,『環境政策と環境運動の社会学―自然保護問題における
解決過程および政策課題設定メカニズムの中範囲理論』ハーベスト社.
著者解題 茅野恒秀(信州大学)
コメント 及川敬貴(横浜国立大学:環境法、環境政策史)、
脇田健一(龍谷大学)
司 会 松村正治(恵泉女学園大学)
2.青木聡子,2013,『ドイツにおける原子力施設反対運動の展開―環境志向型
社会へのイニシアティヴ』ミネルヴァ書房.(2013年度日本ドイツ学会奨励賞)
著者解題 青木聡子(名古屋大学)
コメント 村山聡(香川大学:ドイツ研究、環境史)、寺田良一(明治大学)
司 会 原口弥生(茨城大学)
■シンポジウム(13:00~16:30) 101教室
環境社会学から振り返る「戦後」――戦後日本社会の変動と環境社会学の歩み
〔開催趣旨〕
戦後70年という節目を来年に控え、環境社会学はこれまで何を見て、何を見てこ
なかったのだろうか。
環境社会学は、戦後復興、高度経済成長、バブル経済、そして平成の時代へと移
り変わる戦後日本の社会変動の光と影のなかで、特に影の部分に注目してきたと
言える。それは個別具体的な実証研究を通じて、歴史から取り残されそうになる
声をすくいとる営みであった。
そのため環境社会学の特徴の一つに個別具体的な実証研究を強く意識している点
が挙げられる。しかしながら、個別具体的な事例を戦後日本の社会変動というマ
クロな変化の文脈で位置づける試みは、必ずしも十分なものではなかったように
思われる。
そこで第50回大会では、「環境社会学から振り返る「戦後」」と題するシンポジ
ウムを開催する。このシンポジウムでは、マクロな視点から見た戦後日本の社会
変動に浮かび上がる「戦後」と、ミクロな現場から見えてくる「戦後」を学会内
外から招待した各パネリストの報告から検討していく。そして、環境社会学が描
いてきた「戦後」を振り返ることで、環境社会学の到達点を確認し、3.11以後の
日本社会のあり方を構想するヒントを模索していきたい。
〔報告者〕
荻野昌弘(関西学院大学)
直野章子(九州大学)
成 元哲(中京大学)
熊本博之(明星大学)
〔コメンテーター〕
堀川三郎(法政大学)
鳥越皓之(早稲田大学)
●大会事務局
自由報告: 大倉 季久(桃山学院大学)
シンポジウム: 森久 聡(京都女子大学)
開催校: 清水 万由子(龍谷大学)
連絡先:shimizu[アットマーク]policy.ryukoku.ac.jp
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┃■┃座談会「大規模災害と時間経過:福島大会のエクスカーションを振り返
┃ ┃ って」のご案内(12/13)【再掲】
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日時:12月13日(土)13:30~15:00(予定)
場所:龍谷大学大宮キャンパス 東黌201教室
(京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1)
http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_omiya.html
参加費:無料(申込み不要)
【開催趣旨】
東日本大震災と原発事故から3年後、2014年6月の環境社会学会大会は福島で
行われた。大会開催校、震災・原発問題特別委員会、研究活動委員会を中心に、
環境社会学会が福島で大会を行うとはどのようなことなのか、エクスカーシ
ョンを行うとは何を意味するのか、が議論された上での開催であった。
これまでも環境社会学会では、会員が調査研究を行う現場をエクスカーショ
ンで訪れ、現場の人びとの話を聞きながら、課題について学会全体で考える、
ということを行ってきた。しかしながら、エクスカーションを「企画する」
時から、現場で調査研究を行っている企画者が抱える葛藤や、エクスカーシ
ョンをその場で行うことの意味について議論する機会はほとんど無かった。
さらに、エクスカーション・シンポジウムから、学問的・実践的課題や論点
の整理を試みることも、これまではニューズレターで簡単に共有されるのみで、
継続的に議論が続けられる機会が十全に設けられてきたとは言い難い。
特に、福島大会では、エクスカーションの前にシンポジウムが行われる構成で
あったことから、エクスカーションにより見えてきた諸課題について会員間
で共有できる機会が従来よりも少なかった。そのため、本座談会では、前述
した問題意識を念頭に置きつつ、福島大会開催とエクスカーションに関する
振り返りを、参加者視点からの論点提示をもとに試みる。ゆるやかなテーマ
として、「大規模震災と時間経過」を設定し、「座談会」とあるとおり、エク
スカーション参加者と、参加者によるフラットな議論から、この試みを始め
てみたい。
主 催:震災・原発事故問題特別委員会
連絡先:福永真弓 ravenfinder[アットマーク]gmail.com
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発行 環境社会学会 会長 鬼頭秀一(星槎大学)
       事務局:大学生協学会支援センター内 環境社会学会事務局
                 〒166-8532東京都杉並区和田3-30-22
                 E-mail: office[アットマーク]jaes.jp
□編集・送信 帯谷博明(甲南大学・事務局長)
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジン掲載依頼
(毎月10日・25日締切)、その他のお問い合せは、上記事務局までお願いいたし
ます。
□年会費の振り込み先:郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
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