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メールマガジンアーカイブ

環境社会学会メールマガジン 第363号

By 2017年11月14日No Comments

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■■         環境社会学会メールマガジン         ■■
                        第363号  2017/11/15
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目次
■ 第56回大会(明治大学)プログラムのお知らせ
■ 第56回大会(明治大学)託児サービスのお知らせ
■ 第6回アジア農村社会学会ご案内(Call for Abstract 11月30日締切)
  (Asian Rural Sociology Association; ARSA)
■ 高木基金助成応募受付のお知らせ
■ NHK番組アーカイブス学術利用トライアル募集のお知らせ
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┃■┃ 第56回大会(明治大学)プログラムのお知らせ
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第56回環境社会学会大会(明治大学)プログラム
■開催概要
[日時]2017年12月3日(日)
[会場]明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台1-1)リバティタワー9階
[参加費]一般会員:2000円 院生会員:1000円 非会員:2000円
✳︎事前申し込みの必要はありません
■プログラム
12月3日(日)
 09:30 受付開始
 10:00~12:00 自由報告
【部会A 共同体と共同空間】 司会:川田美紀(大阪産業大学)1093教室
A-1 「無用のコモンズ」を見る眼をひらく雑誌『ぎょぶる』の試み
                     (北九州市立大学大学院 井上大輔)
A-2 内山節の共同体理論の現実展開―群馬県上野村を事例に―(京都府立大学 奥谷三穂)
A-3 矢作川中流部での子どもの川遊びについて(豊田市矢作川研究所 吉橋久美子)
【部会B 災害対策と農業問題】 司会:大塚善樹(東京都市大学)1096教室
B-1 環境・減災ガバナンスにおける実践的連環知についての考察
   ―中国の水汚染被害地域におけるフィールドから―(アジア経済研究所 大塚健司)
B-2 災害復興と環境保護 ―ネパール地震を事例として―(桃山学院大学 大野哲也)
B-3 農業環境問題と環境社会学をつなぐ
               ―対話の呼び水として―(秋田県立大学 谷口吉光)
【部会C 技術と資源管理】 司会:立石裕二(関西学院大学)1095教室
C-1 社会技術ネットワークの観点からみた社会インフラストラクチャーの普及と
     そのライフスタイル変化への影響について(国立環境研究所 青柳みどり)
C-2 新技術導入の「エコロジー的近代化論」的分析と環境運動のフレーミング
        ―エネルギー・環境インフラ技術を事例として―(明治大学 木村元)
C-3 伝統に基づく地域住民主体の資源管理
          ―インドネシアバリ島の事例から―(東京大学大学院 宮澤尚里)
【シンポジウム】 環境社会学と「社会運動」研究の接点―いま環境運動研究が問うべきこと
 1093教室
 13:30〜13:40 会長挨拶 谷口吉光
 13:40~17:10 シンポジウム
 日本の環境社会学は、そのルーツの一部に社会運動研究を有している。
学会創設期には、対抗的な住民運動や被害者運動を研究対象とし、運動の
展開過程を左右する構造的要因や、参加者・支援者の動員過程を明らかにしよう
とする試みが多くの研究者によって取り組まれてきた。こうした研究はその後も
引き続きおこなわれており、対抗的な住民運動や被害者運動が環境社会学
にとって重要な研究対象の一つであることは現在も変わらない。
 他方で、今日では「社会運動なるもの」の射程が政策提言型市民活動や
NPO/NGO・ボランティアや市場志向型活動・社会的企業にまで拡大したのに
ともない、「環境運動なるもの」も多様化している。理論的展開に関しては、
社会運動論において1990年代の文化論的転回を経て祝祭性や経験運動といった
テーゼが提示されるなどしてきたのに対して、環境運動研究ではこうした流れが
取り入れられつつも独自の論点をめぐって議論が展開されてきた。
 たとえば、問題構築過程としての環境運動、リスク分配の不公正に抗する
環境正義としての環境運動、環境運動の制度化とそのジレンマ、環境運動の
問題解決志向性や実践性などである。
 本シンポジウムでは、こうした、「環境運動なるもの」多様化が進み、かつ
社会運動研究および環境運動研究の理論的展開が進む状況を踏まえ、次の2点
について考えたい。すなわち、新たにあらわれた人びとの活動を広義の環境運動
ととらえて研究することの意義と、さまざまある社会運動のなかでも「環境」を
対象とするがゆえの環境運動および環境運動研究の特有さや意義についてである。
 より具体的にいえば、環境をめぐる人びとの取り組みの実践性をどのように
とらえることができるのか、環境に特有の問題構築のあり方やリスク分配の
不公正さや運動の制度化とはいかなるものなのか、環境運動の成果outcomeとは
何なのか、について考えるということである。
 自然環境に対する人びとの多様な働きかけを広義の環境運動としてとらえ、
それらを社会運動という切り口から論じることの強みや困難さはどこにある
のか、なぜ社会運動研究ではなく環境運動研究なのか。これらの問いを通じて、
環境社会学における環境運動研究の役割について今日的視座から検討することが、
本シンポジウムのねらいである。
[登壇者]
報告1 「エコロジー運動、環境運動、環境正義運動
   ―新しい社会運動としての環境運動の制度化と脱制度化―」寺田良一(明治大学)
報告2 「私にとって大事な環境を私たちの手に取り戻す運動論 ―日本の環境社会学に
       おける人と自然の関係論を手がかりとして」松村正治(恵泉女学園大学)
報告3 「『規範』と『実践』に接続する環境運動研究の可能性を探る」西城戸誠(法政大学)
コメント 嘉田由紀子(前滋賀県知事、前びわこ成蹊スポーツ大学学長)
コメント 濱西栄司(ノートルダム清心女子大学)
司会・解題 青木聡子(名古屋大学)
■お問い合わせ先
   開催校 寺田良一(明治大学)teradary〔アットマーク〕meiji.ac.jp
  自由報告 藤川賢(明治学院大学)fujikawa〔アットマーク〕soc.meijigakuin.ac.jp
シンポジウム 青木聡子(名古屋大学)aoki.sohko〔アットマーク〕f.mbox.nagoya-u.ac.jp
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┃■┃ 第56回大会会場における(明治大学)託児サービスのご案内
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学会開催時の託児サービスをご希望の方は、大会事務局寺田良一氏(明治大学)まで
お申し込みください。
【利用時間】12月3日(日) 9-17時
【 場所 】学会会場と同じフロアのゼミ室(予定)
【 対象者 】原則未就学の乳幼児としますが、小学校低学年児童もご相談に応じます。
【利用料金】 2500円/時(お申し込みは3時間以上、以後30分単位でお願いします)
【申込期限】11月24日(金)お子様の人数、年齢、性別を添えてお申し込みください。
【申込・お問合せ】寺田良一氏までメールでお申し込み下さい。teradary〔アットマーク〕meiji.ac.jp
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┃■┃ 第6回アジア農村社会学会ご案内(Call for Abstract 11月30日締切)
┗━┛(Asian Rural Sociology Association; ARSA)
第6回ARSA大会の概要は下記のとおりです。一般報告の申し込みは【11月30日(木)】までとなっております。
報告を希望される方は、下記のウェブサイトを通じて申し込みを頂ければ幸いです。
ご質問等ございましたら、立川(ARSA事務局)までお知らせください。
(1)会場: Hasanuddin University, マカッサル市(Makassar)、スラウェシ島、インドネシア
(2)開催日程: August 27 – 30, 2018
(3)主要テーマ: ”Building Sustainable Food Systems in Asia:
         Multiple Rural-Urban Linkages in a Globalizing World”
(4)基調講演: 池上甲一IRSA会長、Stewart Lockie教授(次回IRSA主催校)
(5)各種締め切り(予定):
* Call for abstract: October 1, 2017
  提出先:ARSAウェブサイト http://icbsfs2018.interconf.org/
  分量:300 words 以内
* Deadline of abstract submission: November 30, 2017(締切延長)
* Notification of acceptance of abstract: January 15, 2018
* Deadline of submission of full paper: March 15, 2018
* Revision and resubmission of full paper: July 15, 2018
* Acceptance of paper: August 15, 2018
(6)プロシーディングス:2種類(予定)
a. Abstract proceedings only of accepted papers/posters
b. SCOPUS indexed proceedings of full papers that have passed the scrutiny of Editorial Board
  (with additional payment)
(7)Facebook 始めました
 大会に関わる各種情報提供をFacebookで行っております。
 https://m.facebook.com/AsianRuralSociology/?ref=bookmarks
(8)ウェブサイトに関する注意点
 ARSAのウェブサイトですが、アドレスに、ARSAという名称がありません。
代わりに、ICBSFSという用語が出てきます。これはインドネシア側で、今回のARSA
のテーマに沿って「International Conference of Building SustainableFood System」
という名称を作成し、これを略号としたものです。
ARSAという文字が出てこなくてもご心配されないようお願いします。
必要に応じて周りの方々にもお伝えください。
(9)本件の国内問い合わせ先
  立川雅司(ARSA事務局、日本村落研究学会国際交流委員会、名古屋大学環境学研究科)
  電話:052-789-4755(直) E-Mail: mtachi〔アットマーク〕nagoya-u.jp
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┃■┃ 高木基金 助成応募受付開始のお知らせ
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【受付期間】11月1日~12月10日
【助成総額】900万円
【募集要項ウェブサイト】http://www.takagifund.org/apply/
【募集要項PDF】http://www.takagifund.org/apply/data/yoko_2018.pdf
高木仁三郎市民科学基金は、生涯をかけて、原子力時代の一日も早い
終焉をめざし、「市民科学」に力を尽くした高木仁三郎の遺志に基づき、
「市民科学者」を志す市民やグループへの助成を行います。
2011年3月11日の東日本大震災における東京電力福島第一原発事故は、
現代の科学技術がはらむ脅威の深刻さと、私たちがそのような科学技術
とどのように向き合うべきかという根源的な問題を浮き彫りにしました。
しかし、それらの問題を置き去りにしたまま、原発再稼働をすすめる動
きが加速し、新たな「安全神話」がかたちづくられようとしています。
私たちが取り組む必要のある課題は、核・原子力に限らず、有害化学
物質による環境汚染や健康への被害、廃棄物の処分、生物多様性の減少、
自然資源・生態系サービスの喪失など、多岐にわたります。
さらに、安保法制や特定秘密保護法に関わる問題など、憲法や民主主
義の根幹をないがしろにするような政治の動きもあり、私たちは人権や
安全保障の問題にも、「地球市民」の観点に立ち、これまで以上に危機
感を持って課題にあたる必要に迫られています。
持続可能で平和な社会を実現していくために、私たち一人ひとりが、
問題の現場で自ら学び、専門性を高め、問題の解明に主体的に関与して
いくことが重要だと考え、高木基金は、そのような取り組みを積極的に
助成していきたいと考えています。
なお、高木基金の助成に、初めて応募をする方は、応募前に、メール
または電話にて事務局への事前相談を行った上で正式の申込をすること
をお勧めします。
 高木基金のめざすもの、市民科学の考え方や、これまでの助成の実績
などは、高木基金のウェブサイト http://www.takagifund.org に掲載し
ていますので、ぜひご覧下さい。
 ご不明の点などは、遠慮なく事務局 info〔アットマーク〕takagifund.org
にお問い合せ下さい。みなさまからの積極的な応募をお待ちしております。
———————————————-
特定非営利活動法人 高木仁三郎市民科学基金
〒160-0003
東京都新宿区四谷本塩町4-15 新井ビル3F
TEL 03-3358-7064  FAX 03-5539-4961
事務局携帯 070-5074-5985
URL   http://www.takagifund.org
E-mail info〔アットマーク〕takagifund.org
郵便振替口座 00140-6-603393
———————————————-
※ 高木基金の助成財源は、一般の方からの会費や寄付に支えられて
います。高木基金は認定NPO法人であり、高木基金への会費や
寄付には、寄附金控除が適用されます。
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┃■┃ NHK番組アーカイブス学術利用トライアル募集のお知らせ
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 NHKでは、NHKアーカイブスの保存番組を研究用に利用していただく
トライアルへの 参加研究者を募集しています。 公募で採択された研究者は、
東京ではNHK放送博物館、大阪ではNHK大阪放送局の 専用閲覧室で、ご希望の
番組を研究用に閲覧することが出来ます。
○第1回閲覧期間 2018年3月~5月 (1組 20日間まで利用可)
○募集対象者 大学または高等専門学校、公的研究所に所属する職員・研究者、大学院生
○募集締切 2017年12月25日
○募集研究数 放送博物館 6件、大阪放送局 3件
応募要項等詳しくは、以下のホームページをご覧ください。  
http://www.nhk.or.jp/archives/academic/
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□発 行 環境社会学会 会長 谷口吉光(秋田県立大学)
□事務局 アカデミーセンター (株)国際文献社内 環境社会学会事務局
 〒162-0801 東京新宿区山吹町358-5
 E-mail jaes-post〔アットマーク〕bunken.co.jp
□編集・送信 植田今日子(上智大学・事務局長)
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更は、上記までメールか郵便で
 ご連絡ください。
□メールマガジン掲載依頼(毎月10日・25日締切)、その他のお問い合せは、
 上記事務局までお願いいたします。
□年会費の振り込み先:郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
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