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環境社会学会は、機関誌『環境社会学研究』第6号を発行しました(特集:公害問題への視点・廃棄物処理の法制化 : その意義と社会的影響)。目次は下記の通りです。

目次

巻頭エッセイ

  • 「環境・社会学」と「環境社会・学」(寺田良一)

特集1:公害問題への視点

  • 地球環境問題時代における公害・環境問題と環境社会学―加害-被害構造の視点から(飯島伸子)
  • 水俣病に対する責任―発生・拡大・救済責任の問題をめぐって(丸山定巳)
  • イタイイタイ病の加害・被害・再生の社会史(畑明郎)
  • 土呂久からバングラデシュヘ―草の根国際協力の実践(川原一之)
  • 放射性廃棄物問題と産業廃棄物問題(長谷川公一)

特集2:廃棄物処理の法制化 : その意義と社会的影響

  • 廃棄物行政の課題と廃棄物法制度の展開―高度経済成長期以降について(田口正巳)
  • 豊島から見た「法と現実」(石井亨)
  • 循環型社会形成推進関連諸法案の動きと国民共同決定(高杉晋吾)
  • 容器包装リサイクル法の意義と問題点(山本耕平)
  • 牛乳パックの再利用運動の立場から見た法制化(平井成子)
  • 分別保管庫の提案―廃棄物処分場に代えて(舩橋晴俊)
  • 廃棄物問題と環境社会学の課題(鵜飼照喜)

研究動向

  • 社会的問題としてのごみ問題―問題の多様性と社会学の役割(小松洋)

論文

  • 漁業者による植林運動の展開と性格変容―流域保全運動から環境・資源創造運動へ(帯谷博明)
  • 環境との共生をめざすアメリカ先住民族文化―ズニ族環境保護プロジェクト(ニューメキシコ州/アメリカ)の現状についての一考察(牧田満知子)
  • 地域リサイクル・システムにおける自治会の役割―埼玉県与野市の事例をもとに(谷口吉光、堀田恭子、湯浅陽一)

研究ノート

  • 「当事者はずし」としての環境汚染地買収と住民移転―米国「ガン街道」における環境汚染と人種差別(原口弥生)

調査資料報告

  • 諌早湾干拓事業は公共事業か(山下弘文)
  • ケイ・ブッサール(Kei Besar)島の慣習法に基づく資源管理(笹岡正俊)

レターズ

  • 鎌倉市における緑地保全と市民活動―トラスト支援のリサイクルショップからの報告(前田陽子)