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環境社会学会は、機関誌『環境社会学研究』第29号を発行しました(特集:ソーシャル・イノベーションの時代の環境社会学―環境問題の“創造的解決”とは何か)。目次は下記の通りです。

目次

巻頭エッセイ

  • 何かが足りない(堀川三郎)

特集:ソーシャル・イノベーションの時代の環境社会学―環境問題の“創造的解決”とは何か

  • 「ソーシャル・イノベーションの時代」とはいかなる時代か―2つの補助線(大倉季久)
  • B Corp 運動の可能性と課題―ステークホルダー志向の企業認証とコミュニティ形成(古屋将太)
  • 「前競争的協働」時代の国際水産認証制度とエコラベルの役割―認証制度を基盤にした主体間ネットワーク形成に注目して(大元鈴子)
  • 交渉と応答のプロセスとしてのソーシャル・イノベーション(高橋勅徳)
  • ローカル・ファイナンスは持続可能な社会の発展にどう寄与するのか―信用の社会的機能を地域に埋め戻す(大門信也)

論文

  • コミュニティ・レジリエンスが発揮される空間―ネパール2015年地震で被災した都市近郊農村を事例として(伊東さなえ)
  • 原発事故が引き起こした遠隔地の資源利用に対する派生的被害―滋賀県のトチ餅づくりにおける木灰利用を事例に(八塚春名・藤岡悠一郎)
  • 風力発電をめぐる環境論争の「ときほぐし」にむけて―山形県庄内地方の風力発電事業を事例に(平春来里)
  • 自然保護地域におけるローカルな歴史の遺産化―斜里町・しれとこ100平方メートル運動の事例から(船木大資)

書評およびリプライ

  • 「エネルギー転換」に環境社会学の知はいかに貢献できるか―丸山康司・西城戸誠編『どうすればエネルギー転換はうまくいくのか』 (新泉社, 2022年) を読む(嘉田由紀子)
  • 環境社会学の経験をいかに日本の政治に反映させるか―小さな営為の積み重ねという実践的研究を目指して(丸山康司・西城戸誠)
  • 脱構築後に解決策を示す困難, そこに希望を見いだす試み―熊本博之『交差する辺野古―問いなおされる自治』(勁草書房, 2021年) を読む(松村正治)
  • 研究者は調査地に何を還元しうるのか一松村正治氏の書評に応えて(熊本博之)
  • 途上国の熱帯林利用を環境公正性から見る「ガバナンス」 論―笹岡正俊・藤原敬大編『誰のための熱帯林保全か―現場から考えるこれからの 「熱帯林ガバナンス」』 (新泉社, 2021年) を読む(寺田良一)
  • 熱帯林ガバナンス論の深化に向けて―寺田良一氏の書評に応えて(笹岡正俊)
  • 環境配慮型農業への扉を開く―谷川彩月『なぜ環境保全米をつくるのか―環境配慮型農法が普及するための社会的条件』(新泉社, 2021年) を読む(大塚善樹)
  • どのようにして農業は環境配慮的になりえるのか―大塚善樹氏の書評に応えて(谷川彩月)