環境社会学会は、機関誌『環境社会学研究』第16号を発行しました(「災害」──環境社会学の新しい視角)。目次は下記の通りです。
目次
巻頭エッセイ
- 学際の難しさと環境社会学(丸山康司)
特集:「災害」──環境社会学の新しい視角
- 災害研究のアクチュアリティ(浦野正樹)
- レジリエンス概念の射程(原口弥生)
- 生活環境主義を基調とした治水政策論(嘉田由紀子、中谷惠剛、西嶌照毅、瀧健太郎、中西宣敬、前田晴美)
- 「三世代交流型水害史調査」による水害学習と地域社会・学校教育(西城戸誠)
- 環境社会学における自然災害研究の視角(中須正)
論文
- 自然環境に対する協働における「一時的な同意」の可能性(富田涼都)
- 入会における利用形態の変容と環境保全機能(三輪大介)
- 地元住民が野生動物保全を担う可能性(目黒紀夫)
- 地域のレジティマシーをつくるのはだれか(關野伸之)
- 所沢ダイオキシン公害調停運動におけるフレーム調整過程(定松淳)
- 恩恵と災害リスクを包括する住民主体の流域管理に向けて(保屋野初子)
研究ノート
- 多様な価値・目的が生み出す環境管理の正当性(竹内健悟、寺林暁良)
研究動向
- 生物多様性・里山の研究動向から考える人間-自然系の環境社会学(松村正治、香坂玲)