環境社会学会は、機関誌『環境社会学研究』第8号を発行しました(特集:エネルギー転換の社会学)。目次は下記の通りです。
目次
巻頭エッセイ
- 環境社会学の実践(古川彰)
特集:エネルギー転換の社会学
- 特集のことば(池田寛二、高田昭彦)
- 歪められた「自然エネルギー促進法」―日本のエネルギー政策決定プロセスの実相と課題(飯田哲也)
- エネルギー政策の転換と市民参加―実質的政策転換の再評価の試み(田窪祐子)
- 自治体エネルギー政策の構築に向けて(田中充)
- バイオエネルギーからみた社会認識の潜勢力―分権化が開くエネルギー転換の可能性(小池浩一郎)
小特集:エネルギー転換の現場から
- 市民風車とグリーンファンド(鈴木亨)
- 風力発電の進歩―エネルギー転換の社会学・実験現場から(清水幸丸)
- 「菜の花プロジェクト」から見えるもの―地域自立の自然循環型社会の地域モデル(藤井絢子)
- 市民の力で推進されるドイツのエネルギー転換(今泉みね子)
研究動向
- 環境社会学の源流と動向―京都環境社会学国際会議を終えて(満田久義)
論文
- ドイツ原子力政治過程の軌跡と力学(本田宏)
- ソロモン諸島における商業伐採の導入と新たな開発観の形成‐ウェスタン州マロヴォラグーン、ガトガエ島ビチェ村の事例(田中求)
- 「フロン回収・破壊法」制定へと至るNPOの果たした役割(朝井志歩)
- 地域環境ボランティア組織における自立と連携(霧浦森平、山添史郎、塚本利幸、野田浩資)
- かつお節製造における里山林利用―鹿児島県南薩地区を事例として(北村也寸志)
- 遺跡保存における土地利用秩序の共同性と公共性―佐賀県吉野ケ里遺跡保存における公共性構築(牧野厚史)
研究ノート
- 巨大公共事業における紛争処理の問題点と紛争解決の可能性―九州新幹線鹿児島ルート建設にかかわる諸問題を手がかりに(角一典)
資料調査報告
- 中国政法大学公害被害者法律援助センターの電話相談記録(相川泰)
特別寄稿
- 飯島伸子先生の歩みと環境社会学の方法(舩橋晴俊)