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メールマガジンアーカイブ

メールマガジン第350号(第55回大会・信州大学参加申込み、自由報告募集、他)

By 2017年4月24日No Comments

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■■         環境社会学会メールマガジン         ■■
                         第350号  2017/4/24
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目次
■ 第55回環境社会学会大会(信州大学)参加申込のご案内(締切:5/17)
■ 第55回環境社会学会大会(信州大学)自由報告の募集(締切:4/28)〔再掲〕*締切日訂正あり
■ 理事選挙のお知らせ(5/10必着)(再掲)
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┃■┃第55回環境社会学会大会(信州大学)参加申込のご案内(締切:5/17)
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第55回環境社会学会大会は信州大学松本キャンパスで開催します。
[日時]2017年6月3日(土)~6月4日(日)
[会場]信州大学松本キャンパス(長野県松本市旭3-1-1)
http://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/maps/map05.html
[大会参加費]正会員2000円、学生会員1000円(非会員2000円)
※6月3日(土)19時からキャンパス内にて懇親会を予定します。
 参加費は3500~4000円を見込んでいます。
[プログラム(予定)]
6月3日(土)
 12:00 受付開始
 13:00~15:00 企画セッション
 15:15~17:15 企画セッション
 17:30~18:45 総会
 19:00~ 懇親会
6月4日(日)
 9:30~12:00 自由報告
 13:00~15:30 企画セッションまたは自由報告
※自由報告(4月25日締切)の部会数によってプログラムは
 変更となることがあります。
[参加申込]
以下のメールまで、5月17日(水)までにお申込ください。
jaes55shinshu〔アットマーク〕gmail.com
お申込の際、下記の4点をお知らせください。
(1)ご氏名
(2)ご所属
(3)ご連絡先メールアドレス
(4)6月3日懇親会の参加予定 有り 無し 未定
 ※懇親会の概ねの人数把握のためお聞きします
[託児について]
業者への委託を予定しています。
詳しくは開催校担当者までお問い合わせください。
開催校 茅野恒秀(信州大学) jaes55shinshu〔アットマーク〕gmail.com
[お問い合わせ先]
開催校 茅野恒秀(信州大学) chino〔アットマーク〕shinshu-u.ac.jp
企画セッション 足立重和(追手門大学) sadachi〔アットマーク〕otemon.ac.jp
自由報告 山本信次(岩手大学) shinjiy〔アットマーク〕iwate-u.ac.jp
[企画セッションについて]
以下の4つの企画セッションが開かれます。
A 「アクチュアルな環境社会学」を考える
企画者:西城戸誠(法政大学) 丸山康司(名古屋大学)
趣旨:
環境社会学は設立当初から政策志向を有し、特に政策から相対的看過された存在-「住民」の場合もあれば、「被害者」の場合もある-に焦点を当て、社会的な問題として取り上げることで政策に反映させようとしてきた。それは政策過程においてさまざまなアクターが関わるガバナンスが重視されるようになってからも、多様なアクターの「言い分」を「記録」に最低限残すことが、環境社会学の一つの役割であると考えられる。その一方で、事後的に事例を後追いするのではなく、「いま、ここ」の現場に対して、これまでの研究知見を元に俯瞰し、社会的な問題を未然に防ぐための「介入」をするという政策志向もあるのではないだろうか。
価値や規範の相対化、脱構築を続けてきた社会科学の潮流とは異なった「規範科学」のあり方が、東日本大震災と福島第一原発事故以降、社会学の中でも胎動していると思われる。もっとも、本企画セッションでは、「社会学が役に立つのかどうか、役に立つべきかどうか」という二項対立的な議論をするのではなく、アクチュアルな現場にどのように対峙するのかという問いを立てることで、政策学としての環境社会学の可能性や、それが十分に展開できない時の環境社会学の役割について、フロアーの参加者とともに、考えていきたい。
B 軍事被害の現れかた、軍事被害への抗いかた
企画者:朝井志歩(愛媛大学)
趣旨:
軍事被害は大きく分けて2つに類別される。1つは軍事活動の結果としての物理的な被害である。ここでいう軍事活動には戦闘行為のみならず、核兵器を含む兵器の使用実験、戦闘機等の訓練なども含まれる。そして軍事活動は本質的に人間や環境を破壊することを主目的としているため、その被害は産業公害とは比べ物にならないほど深刻化する(林公則『軍事環境問題の政治経済学』)。もう1つはシンシア・エンローが『策略――女性を軍事化する国際政治』において「軍事化」という言葉で表現したような、「軍事的なもの」の存在によってもたらされる文化の変容である。軍事化は意識に上らないレベルにまで広く浸透しており、それゆえに強い規定力を持っている。
本セッションでは、上述したような軍事被害が、軍事に関する問題を抱えている地域においてどのような形で現れているのか、そしてそこに抗うためには何が求められるのか、参加者とともに考えていきたい。そのためワークショップに近い形式でのセッション運営を行う。企画者は司会を担当し、二人の報告者は、普天間代替施設という名の新しい基地建設計画を抱えている名護市辺野古、および米軍の核実験による核被害の歴史をもつマーシャル諸島における現状についての話題提供を行う。
C 歴史的環境保全と観光まちづくりの社会学
企画者:森久聡(京都女子大学)
趣旨:
文化庁が「日本遺産」をスタートしたことに象徴されるように,地域の歴史的な遺産が観光資源として地域活性化に活用されるようになり,それらは大衆的な消費の対象になってきている。むしろ,消費の対象になりうるものだけが「保存」されるべきものとして選ばれる状況すら生じている。つまり現代における歴史的環境を保全する社会的な営みのなかで「観光化」は不可避的に生じる現象なのである。
これに対して環境社会学では,歴史的環境保全の社会学として,歴史的な遺産の保存や観光開発とまちづくりは,重要な領域とみなされてきた。しかしながら,歴史的環境の保全を観光と消費の視点から自覚的・積極的に探求してきたとは言い難い。そこで,本セッションでは,歴史的環境保全の現場から,「観光化」とまちづくり・地域活性化の現状分析と視点構築に注目して報告を募集する。国内外の事例研究はもちろん、計量的研究や研究・学説史のレビュー、理論研究も歓迎したい。
D 現代信州の環境問題
企画者:茅野恒秀(信州大学)
趣旨:
このセッションは開催校企画セッションとして提案するものである。長野県は北海道、岩手県、福島県に続き4番目の面積を有する県であり、8県(群馬・埼玉・新潟・富山・山梨・岐阜・静岡・愛知)と境界を接し、千曲川(信濃川)、天竜川、木曽川、矢作川、富士川、姫川、関川、利根川と8つの一級河川の上流部をなす。首都圏、中京圏から2~3時間のアクセスのよさもあり、観光客や移住者の多い県としても知られる。山、川、湖といった自然環境の豊かなイメージを喚起する一方、各所で地域開発が進められ、首都圏の廃棄物が県境を越えて搬入されるなど環境破壊、環境負財が集積している側面もある。近年も、メガソーラーによる林地開発、8000ベクレル/kg以下の放射性物質を含む他県の廃棄物の最終処分、リニア鉄道新幹線、山岳環境の変化などさまざまな現代的環境問題が生じている。このセッションでは、長野県内で現在進行形の環境問題にかかわる市民や研究者の登壇を得て、環境が人口に膾炙した時代における地域環境問題の実相について把握を深め、環境社会学に何ができるかを検討する場としたい。
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┃■┃第55回環境社会学会大会(信州大学)自由報告の募集(締切:4/28)〔再掲〕
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※メールマガジン第347号(3月14日付)で、申込締め切りを2017年4月25日(金)と、日と曜日を錯誤して記載してしまっておりました。
2017年4月28日(金)にお詫びして訂正いたすとともに、募集締切が迫りましたので、再掲いたします。
次回の春の大会は下記の通り、長野県松本市において開催します。
つきましては、自由報告の報告者を募集いたしますので、希望者は下記の要項にしたがってご応募ください。なお、51回大会より報告申し込み方法が変更されました。申し込み時のタイトル・要旨は要旨集掲載の原稿を兼ねますので、ご注意ください。
日程 大会:2017年6月3日(土)4日(日)(内容:企画セッション+自由報告)
場所 信州大学松本キャンパス(長野県松本市旭3-1-1)
【自由報告募集要項】
・報告者(登壇者)は会員に限ります。
・一報告の持ち時間は、報告20分、質疑応答15分の予定です。
*申し込み人数により変更される可能性がありますので予めご了承ください。
・報告申込み受付後、研究活動委員会にて本学会にふさわしい報告内容であるかどうかを判断し、受理/不受理を申込者に通知します。
■報告申し込み方法
・締め切り:2017年4月28日(金)必着
・申込方法:下記の宛先へEメール
※申し込みから1週間程度で担当より受理/不受理の通知を致します。
・申込み時の記載事項
1)報告タイトル
2)報告者氏名、所属
3)連絡先(住所・電話・Fax・Eメール)
4)報告要旨*
5)使用希望機器(会場の都合により希望にそえない場合もあります)
*報告要旨の形式:文字数2800字以内。要旨集は各報告2頁(A4)で組みます。
図版(2枚まで)を入れる場合は、目安としてB5一枚の大きさを1400字に換算して、字数を調整してください。
*自由報告の応募の際の要旨執筆、および報告原稿作成時において、誤字脱字、内容に関する引用トラブル、フォーマットからの逸脱による報告要旨集作成のトラブルなどが相次いでおります。ご自身によるチェックの徹底をお願いします。
*要旨集に掲載されたタイトルを報告時に変更することのないようご留意ください。
■自由報告の申し込み宛先
岩手大学農学部 山本信次
shinjiy***iwate-u.ac.jp
***を半角のアットマークに変換してください。
電話:019-621-6232(直通)
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┃■┃理事選挙のお知らせ(5/10必着)
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本年6月の大会において現理事の任期が切れるため、新しい理事を選挙で選出
する必要があります。選挙は郵送による事前投票となっておりますのでご注意
ください(総会当日の会場での投票は行いません)。
選挙の案内や被選挙人名簿、投票用紙などは、4/5発行予定のニューズレター
に同封されています。
*投票の締め切りは5月10日(必着)です。余裕をもって発送していただきますようお願いいたします。
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発行 環境社会学会 会長 池田寛二(法政大学)
       事務局:大学生協学会支援センター内 環境社会学会事務局
                 〒166-8532東京都杉並区和田3-30-22
                 E-mail: office[アットマーク]jaes.jp
□編集・送信 原口弥生(茨城大学・事務局長)
□メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更は、こちらのサイトからご連絡ください。
https://www.form-navi.com/MailForm/ShowForm.aspx?fid=2015072202
従来通り、事務局へのメール、FAX等でも承ります。
□メールマガジン掲載依頼(毎月10日・25日締切)、その他のお問い合せは、上記事務局までお願いいたします。
□年会費の振り込み先:郵便振替口座:00530-8-4016 口座名:環境社会学会
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