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環境社会学会は、東北社会学会・環境社会学会共催シンポジウム「環境社会学 × リスク社会論 ― 東日本大震災後の自己責任論に抗うために」を、2021年7月17日 オンラインにて開催します。

シンポジウムは終了しました。
テーマ

環境社会学 × リスク社会論 ― 東日本大震災後の自己責任論に抗うために

概要

日時:2021年7月17日(土)13:30-17:00
会場:Zoomによるオンライン開催(参加登録いただいた方にZoomのURLをご連絡いたします)
参加費:無料
参加登録:東北社会学会ホームページより事前登録が必要
参加登録期間:7月1日(木)から7月12日(月)

趣旨

東日本大震災から10年を迎えた現在、被災地域やその人びとの生活は、被災直後の危機的状況からみれば確かに大幅に改善された。だがその一方で、震災からの「復興」に関しては、地域間で格差が生じていることや「復興」から取り残される人びとの存在が繰り返し指摘されてきた。

こうした地域や人びとをめぐる問題は、この10年間、解消されるどころか自己責任論のもとで切り捨てられ、苦しい人びとにさらなる自助努力が要請される状況が生じている。しかもこうしたことは、東日本大震災に関してにとどまらず、ネオリベラリズム志向を強める現在の日本社会のそこかしこで生じている。

こうした状況をふまえ、課題報告では「東日本大震災後の自己責任論に抗うために」をテーマに、責任を問う際の拠りどころのひとつである「被害」への着目を出発点として、環境社会学とリスク社会論の観点から社会的責任についての検討を試みたい。

報告

  • 金子祥之(東北学院大学)「原発災害被災地における集落共同の変質 -冠婚葬祭からみた集落の選択と苦難-」
  • 福永真弓(東京大学)「リスクを「わたくしごと」化させる文法に抗うために」
  • 小松丈晃(東北大学)「リスクと責任―東日本大震災後10年のリスク論の課題―」

コメント

  • 除本理史(大阪市立大学)
  • 正村俊之(大妻女子大学)

司会

  • 青木聡子(名古屋大学)
  • 大門信也(関西大学)