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環境社会学会は、機関誌『環境社会学研究』第23号を発行しました(特集:人と自然のインタラクション——動植物との共在から考える)。目次は下記の通りです。

目次

巻頭エッセイ

  • 「社会的文脈を構築できる」という環境社会学の可能性(谷口吉光)

特集:人と自然のインタラクション——動植物との共在から考える

  • 特集のことば(菊地直樹)
  • 人と自然のインタラクション──動植物との共在から考える(足立重和)
  • 人・動物関係におけるリバランスという視座──中国と日本の鵜飼でみられるウ類への働きかけの事例から(卯田宗平)
  • 政治化された「野生」──地域社会はグローバル化した野生動物といかにかかわれるか(岩井雪乃)
  • 物の哀れをしるより外なし──環境民俗学の認識論(山泰幸)
  • 野生動物に積極的に関わらない選択をする限界集落の“合理性”──栃木県佐野市秋山地区を事例として(閻美芳)

論文

  • 日本の気候変動対策におけるプライベート・ガバナンス──経団連「自主行動計画」の作動メカニズム(佐藤圭一)
  • 森林ボランティア活動における社会的意義の語られかた──都市住民が形成するコモンズとしての鳩ノ巣フィールド(富井久義)
  • 慣行農家による減農薬栽培の導入プロセス──宮城県登米市での「環境保全米」生産を事例として(谷川彩月)
  • 自然再生事業の緩慢な進捗とその意義──英虞湾の沿岸遊休地における干潟再生の事例(三上 直之、山下博美)

書評論文および書評リプライ

  • 書評論文:場所の保存をめぐる議論の行方──森久聡著『〈鞆の浦〉の歴史保存とまちづくり』を読む(宮本結佳)
  • 書評リプライ:鞆の浦の歴史的環境とそれを支える人びとの魅力──宮本氏の書評に応えて(森久聡)
  • 書評論文:環境社会学から災害をどう語るか,その第一歩──西城戸誠・宮内泰介・黒田暁編『震災と地域再生』を読む(田中重好)
  • 書評リプライ:『調査』と『実践』の対話から,環境社会学の災害研究に向けて──田中氏の書評に応えて(黒田暁)

研究動向

  • 東日本大震災と環境社会学研究(震災・原発事故問題特別委員会)