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環境社会学会は、連携学会である「野生生物と社会」学会の第26回大会にて2学会合同テーマセッションを開催します。


野生動物の観光利用をめぐる『軋轢』-保全・観光・獣害

開催日時:2021年11月5日(金) 11:30~13:30(オンライン)

開催趣旨:

野生動物を、経済的利益を創出する資源として重要視する傾向、特に観光資源化の動きが世界的に起こっている。しかしながら、保全と利用のバランスをとることに成功している事例ばかりではなく、野生動物保全や地域住民の生活/生業との関係から、観光利用をめぐる軋轢がすでに生じていたり、将来的な軋轢の懸念があるなど、負の側面が明らかになっている。

このテーマセッションでは、野生動物および生息地の保全と地域住民の持続可能な生活、それらを調整し政策立案する方策などについて、観光利用をキーワードに議論し、希少化する野生動物をいかに地域社会に位置づけ、保全と利用のバランスをとるべきなのかについて検討する。

発表テーマ:

報告者①:山中正実(知床財団)
「知床のヒグマの保全と軋轢:観光利用の光と影」
報告者②:本田裕子*(大正大学)
「対馬のツシマヤマネコ保全と観光の両立可能性の検討」
報告者③:松本文雄(特定非営利活動法人タンチョウ保護研究グループ)
「鶴居村のタンチョウの保全と観光利用」
報告者④:岩井雪乃*(早稲田大学)
「タンザニアのゾウ被害と観光利用:住民は観光便益を保全ではなく開発に投資する」
進行:西崎伸子*(芸術文化観光専門職大学)
(*は環境社会学会会員)

本企画は、「野生生物と社会」学会第26回大会のテーマセッションです。参加するには、大会そのものに申し込んでいただく必要があります。大会の他の発表も自由に視聴いただけますので、この機会に参加ください。

参加申込:以下の申込フォームよりお申込みください。「所属」に(環境社会学会)を追記ください。
https://ics-reg.jp/conv/awhs/entries/add/1

参加費:環境社会学会会員は、「野生生物と社会」学会会員と同じ区分で参加できます。

  • 学部生:2,000円
  • 青年会員(発表無):3,000円
  • 正会員:5,000円

申込締切:10/15

詳細は「野生生物と社会」学会第26回大会HPをご参照ください。

「野生生物と社会」学会 第26回大会