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環境社会学会は、機関誌『環境社会学研究』第30号を発行しました(特集:負の記憶を紡ぐ―伝えること,伝わることの困難の先へ)。目次は下記の通りです。

目次

巻頭エッセイ

  • 過去と現在の谷間を飛び越える(清水万由子)

特集:負の記憶を紡ぐ―伝えること,伝わることの困難の先へ

  • 負の記憶を紡ぐ―伝えること,伝わることの困難の先へ(髙﨑優子)
  • 震災遺構が伝えるものと,そうぞう(想像・創造)する展示の可能性―石巻市震災遺構整備・展示担当者の視点から(高橋広子)
  • 負の記憶の“聞き手”を考える―戦争記憶を聞いた経験の内省的考察(椙本歩美)
  • 地域社会の痛みを聞き取るということ―芦浜原発反対運動をめぐる語りの受容を事例に(青木聡子)

論文

  • 政策提言型環境NPOの会員層の構成の変化―NPO法人「気候ネットーク」を事例として(山添史郎・豊田陽介・平岡俊一・野田浩資)
  • 企業における自然保護への課題認識のダイナミズム―奥只見水力発電事業における「よそ者」の役割について(岡田美穂)
  • 地域の共同性に根ざした「公論形成の場」―高レベル放射性廃棄物処分地選定プロセスを受け入れた北海道神恵内村を事例として(山田理恵)
  • “Who Is an Encroacher? ―Case of a Village-Tank Cascade Based Community in the Dry Zone of Sri Lanka”(Ariyawanshe, I.D.K.S.D・Fujimura Miho)

書評およびリプライ

  • 生活再建にせまるための「問い」―庄司貴俊著『原発災害と生活再建の社会学―なぜ何も作らない農地を手入れするのか』(春風社、2023年)を読む(藤村美穂)
  • 原発被災地における復興とは何か―藤村美穂氏の書評に応えて(庄司貴俊)
  • 今,自然と人間の関係を物語るための新しい「単語帳(ボキャブラリー・ブック)」―大塚善樹著『人新世の環境社会学―「複製技術の時代」から「生成技術の時代」へ』(花伝社、2023年)を読む(大倉季久)
  • ドメスティケーションの小技術史―大倉季久氏の書評に応えて(大塚善樹)
  • なりわいの世界を『内的に』読み解く視点―寺内大佐著『開発の森を生きる―インドネシア・カリマンタン焼畑民の民族誌』(新泉社、2023年)を読む(藤田渡)
  • 「外側の視点」と「内側の視点」,量的調査と質的調査のバランス―藤田渡氏の書評を踏まえて(寺内大左)