環境社会学会は、機関誌『環境社会学研究』創刊号を発行しました(特集:環境社会学のパースペクティブ)。目次は下記の通りです。
目次
創刊のことば
- 創刊のことば(飯島伸子)
特集:環境社会学のパースペクティブ
- 環境問題への社会学的視座─「社会的ジレンマ論」と「社会制御システム論」(舩橋晴俊)
- 環境社会学の所有論的パースペクテイブ─「グローバル・コモンズの悲劇」を超えて(池田寛二)
- 有機農業運動の展開と環境社会学の課題(桝潟俊子)
- 環境社会学とはなにか─米国でのパラダイム論争再考(満田久義)
小特集:環境社会学へのまなざし
- Toward the Internationalization of Environmental Sociology : An Invitation to Japanese Scholars 環境社会学の国際化に向けて─日本の環境社会学者へ(Riley E. Dunlap)
- 韓国の環境社会学─東アジアの<環境連合>形成のために(李時載)
- 足もとから地球環境問題を考える(宮本憲一)
- 環境社会学に期待するもの(宇井純)
- 環境社会学と社会科学諸領域との協働(淡路剛久)
- 環境問題と社会科学の総合性(植田和弘)
- 地球環境問題と社会学の再生(米本昌平)
- 環境と文化─deep ecology批判(加藤尚武)
論文
- ごみ処理有料化の合意条件─仙台市における意識調査の計量分析(阿部晃士、村瀬洋一、中野康人、海野道郎)
- 環境問題をめぐる状況の定義とストラテジー─環境政策への住民参加/滋賀県石けん運動再考(脇田健一)
- 環境保全活動を担う人々(青柳みどり)
研究ノート
- 「関川水俣病」問題Ⅰ─新潟県におけるもうひとつの「水俣病」(関礼子)
- 「関川水俣病」問題Ⅱ─被害状況と問題隠蔽の構造(渡辺伸一)
- 「社会的ジレンマとしての環境問題」の批判的検討(井上孝夫)
資料調査報告
- ネパール・ヒマラヤ・シェルパ族の環境利用─ジュンベシ=バサ谷におけるトランスヒューマンス(稲村哲也、古川彰)
- ごみ処理と渇水問題に関する市民意識─生活と環境に関する松山市民意識調査結果概要(小松洋)