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学会大会

第31回セミナー(鰺ヶ沢)のお知らせ

By 2005年5月2日12月 24th, 2021No Comments

【日時】2005 年6 月17 日(金)~ 19 日(日)
【場所】青森県鰺ヶ沢町
【テーマ】清く正しく美しく?-環境NPO の運動性と事業性-
2005 年春の第31 回セミナーは,下記のように白神山地の麓,青森県鰺ヶ沢町で行うことになりましたのでお知らせいたします。
■テーマ
清く正しく美しく?-環境NPOの運動性と事業性-
 青秋林道問題や白神山地の入山規制問題で有名になった青森県鯵ヶ沢町ですが、現在は循環型地域づくりの取り組みが盛んです。
 2003年にはNPOが事業主体となって風車が立ちました。この事業は市民運動としても新しい展開で、市民からの出資によって建設費が調達されています。また、風車が立っただけではなく、これを見学ツアーや特産品の一坪オーナーなど人やモノの交流へと結びつける事業や、まちづくり基金の創設といった地域の自立につながる活動を展開しつつあります。
 白神山地の方でも新たな取り組みが始まっています。地元のNPOによる自然学校、ブナの里親、植林事業、あるいはガイドの養成などの事業展開があります。
町行政も近隣の天然林を生かした通過型観光や各種の体験ツアーなど、ローインパクトと経済的収益を両立できるような取り組みを行なっています。
 それぞれが、循環型地域づくりの事例として興味深いところですが、現在の状況として、地元の取り組みと地域外のNPOの連携が密になりつつあり、個々の取り組みの乗り入れによる相乗効果が生まれつつあります。
 このように、白神山地周辺ではさまざまな取り組みや仕組みが生まれています。その過程では、「環境と経済」の対立が存在しないだけではなく、「敵/味方」、「始まり/終わり」といった区分が存在しません。また「地元/よそ者」という枠組みでの評価も容易ではありません。その一方で、ここで展開されているのは「不純」で「終わりのない」運動だという評価も可能かもしれません。こうした流動的な現実を環境社会学への挑戦と捉え、考える機会にしたいと思います。
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■日時場所
・日 時:2005年6月17日(金)~19日(日)
・場 所:青森県鰺ヶ沢町 日本海拠点館
■スケジュール(予定):
□6月17日(金)
11時30分 JR青森駅発12時 青森空港発いずれかに集合(昼食はすませておいてください)
フィールド探訪(~17:00)・奥津軽体験コース・自然学校コース・熊ノ湯コースいずれかを選択(熊ノ湯コースは18日14時まで)。
17:00~運営委員会20:00~編集委員会【鰺ヶ沢宿泊】
□6月18日(土)
9:00~14:00フィールド探訪・白神山地コース・市民風車コース
14:00~15:30 総会・選挙
15:30~18:30 シンポジウム
19:00~懇親会【鰺ヶ沢宿泊】
□6月19日(日)
9:00~12:00自由報告発表終了後解散(青森空港・JR青森駅までは送迎バスあり)
■参加費:一般会員30,000 円程度(学生・院生は25,000 円程度)
※ JR青森駅(もしくは青森空港)からの往復バス代、宿泊費2泊分、フィールド探訪代、懇親会費、18日昼食代を含みます。宿泊数、懇親会参加の有無などにより参加費は変わります。上記は全日程参加の場合の参加費です。
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★参加申し込みについては、こちらをご覧ください。
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■フィールド探訪について
■シンポジウムについて
■自由報告
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問い合わせ先:
丸山 康司(産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門)
〒305-8564 つくば市並木1-2-1
電話 029-861-7150
電子メール:maruyama.yasushi@aist.go.jp
【第31 回セミナー事務局】
セミナー事務局:丸山康司(事務局長), 柏谷至, 山下祐介, 湯浅陽一, 竹内健悟