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環境三学会合同シンポジウム 「環境配慮行動とナッジ ― その可能性と陥穽」をオンライン(Zoom)にて、2022年7月9日に開催いたします。本年は環境社会学会が幹事学会となっております。多くの方のご参加をお待ちしております。

環境三学会合同シンポジウム

環境配慮行動とナッジ ― その可能性と陥穽

開催概要

日時:2022年7月9日(土)13:00~16:00
会場:オンライン(Zoom)
主催:環境社会学会(幹事)、環境法政策学会、環境経済・政策学会
参加申込:下記のフォームからお申し込み下さい(申込締切 7月8日(金))

参加申込は終了しました

趣旨

環境配慮行動を促す場合の手法として、近年、ナッジが注目されている。

すでに環境省などの行政機関においても政策遂行の補完的手段として、様々な場面での適用が進められつつあるといえる。ナッジは、個人の認知バイアスを背景として、これを外部から介入・制御することで、「望ましい」とされる行動や選択を誘導しようとする手法である。

今後、社会生活や政策にナッジが埋め込まれていく趨勢が見通される中で、いちど環境分野の社会科学研究者の視点からその可能性と陥穽に関して検討しておく必要があるのではないだろうか。たとえば、環境問題の種類に応じた適用可能性、価値観や政府への信頼との関連性、伝統知やローカル知との関連、自由や責任との関連など、様々な論点があろう。

ナッジに関してはそれぞれの学会で研究蓄積が必ずしも十分ではないため、シンポジウムでは、ナッジをめぐる可能性や課題の掘り起こし、更には今後の研究テーマの発見などを行うことに主眼を置きたい。

プログラム

1. 開会挨拶 牧野厚史(熊本大学/環境社会学会会長)

2. 趣旨説明 立川雅司(名古屋大学/環境社会学会)

3. 報告(※発表順は変更可能性あり)

遠井朗子(酪農学園大学 /環境法政策学会)
「スマートな統治と統治の正統性:ナッジ化する環境法という視点から」

三谷羊平(京都大学/環境経済・政策学会)
「政策をデザインする選択アーキテクト:ナッジの限界を見据えて」

若松美保子(東京海洋大学/環境経済・政策学会)
「効果的なナッジに向けて―環境・資源経済学における実験的アプローチからの知見」

中山敬太(早稲田大学/環境法政策学会)
「不確実性を伴うリスクに対する『ナッジ』が果たす環境法政策上の役割について―予防的リスク政策における効果可能性の観点から-」

井上真(早稲田大学/環境社会学会)
「ナッジの主体とレジティマシー:自然資源利用・管理の環境社会学より」

藤原なつみ(九州大学/環境社会学会)
「食のサステナビリティの実現に向けたナッジの検討:生活クラブ生協を事例として」

4. 休憩

5. 総合討論

コメンテーター:環境省 ナッジ戦略企画官 池本忠弘氏

6. 閉会挨拶 北村喜宣(上智大学/環境法政策学会常任理事・理事長代理)

総合司会 太田和彦(南山大学/環境社会学会)

お問い合わせ

環境社会学会 研究活動委員
藤原なつみ(fujiwara[at]artsci.kyushu-u.ac.jp)
立川雅司(mtachi[at]nagoya-u.jp)
[at]を@に代えてください。